36.ハード ページ37
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それから、旅団のメンバーそれぞれの念能力を聞いて回った。
「…っと、これが私の能力ね。」
最後のマチの説明が終わった頃には、すっかり日も暮れていた。
うーん…聞いたら聞いただけ難しく感じるよ…
頭を抱えた私に、だんちょーさんはまた、本に視線を落とした。
「まぁ、殆どがそれぞれ好きなことを念能力にしてるな。シャルは電子機器系が得意。マチは裁縫系だな。ウヴォーは力に自信があるだろ?Aも、得意な事や好きなこと、自信のある事を考えてみるといい。」
『好きな事…』
さらに頭を捻ることになりそうです。
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それから、私は毎日特訓が終わると、念能力について考えていた。
…あのね、特訓がハードなんだよ!?
なに、毎日百キロって!!それに?ウヴォーと勝負?死ぬよ?
私は、フラフラとベッドに倒れ込んだ。
『好きなこと…』
キルアでしょ?あ、あとカルトもか。最近産まれたんだよね。
後は…昔から雪とか氷とかは好きだったな…
いつから好きなんだっけ。確か、イル兄と暗殺に行った時…
そうだ、人間の氷漬けを見た時だ。
人が氷の中で凍ってるって、なんて神秘的なんだろうって思ったんだ。
後は、キルアに「姉貴の髪って、雪みたい」って言われた時かな。
『…氷だ。』
念能力、これで作れそう。
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作者名:ふぃあろ・宮夢 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/
作成日時:2020年11月9日 21時