【H×H】聞いてない！！【ゾル家】 (ページ34)

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33.挨拶ページ34

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アジトに着いた私は、早速シャルにほっぺを挟まれた。

んむぅ…シャルさん？

『ひょっとしゃるしゃん、やめてくらしゃい。』

「シャルさんじゃない。それにタメだめ！」

『わ、わかったからはなして…』

私がそう言うと、満足した様にほっぺを離してくれたシャル。

今ここには、旅団の皆さんが集まっている。

…威圧。威圧が凄いよ。

特にね、フェイタンさんから。

私がマチの後ろに隠れると、フェイタンさんがこちらに寄ってきた。

「…何怖がってるネ。」

『え、あ、いや…怖がってないですよ？』

「…うそネ。怖がってる。」

「フェイの威圧が凄いからだよ。」

私はコクコクと頷く。

ナイスシャル！

そんな私を見て、フェイタンさんは、ため息をついた後、どこかに行ってしまった。

そんなフェイタンさんを見て、ノブナガさんが笑う。

「アッハッハッ、フェイ嫉妬かぁ？」

ガハハと笑うノブナガさんに、ナイフが飛んできてビックリしたよ。

そんな事があったが、私は旅団の皆さんと挨拶を交わした。

…なんか、さん付けしなくて良いみたい。あとタメでいいらしい。

なんてフレンドリーな犯罪者なんでしょっ。

旅団のみんなと話してた私は、だんちょーさんがいないことに気がつく。

『そう言えば、だんちょーさんは？』

「ん？あぁ、団長ならもうすぐ来るはずだ。」

フランと呼んでもいいと言われた通称フランクフリンが、私の頭に手を置き言う。

おてて大きい。

フランを見上げていると、部屋の扉が開き、だんちょーさんが入ってきた。

「…A、来てたのか。」

『うんっ！』

フッと笑っただんちょーさんに、私も笑いかける。

だんちょーさんは、こちらに近寄り、私を抱き上げる。

「さて、Aの部屋を案内しよう。」

え。

私が呆然としている間に、だんちょーさんは、部屋を出ていった。

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