【H×H】聞いてない！！【ゾル家】 (ページ32)

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31.纒ページ32

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あのね、私思ったの。

マチどこで寝るの？

まぁ……いっか。

「そう言えば、A今日は試合あるのかい？」

『いや、多分ないと思うけど…』

「じゃ、早速念の特訓するか。」

おぉっ…！！やったね！

私は、『はーい！』と立ち上がる。

「じゃ、まず纒をしたまま一時間耐久な。」

『んぇっ！？むりむり！』

纒自体そんなに出来ないのに一時間耐久なんて無理だよ！

私が顔を顰めると、マチからゲンコツを食らってしまった。

私は頭を抱えて蹲る。

うぅっ…いったぁ……

「何弱音吐いてんだ。最低でも一時間だよ。」

『げっ。鬼じゃ…いや、なんでもないよ！』

…最低でもって化け物ですか？

もしかしたら私は特訓を頼む人を間違えたのかもしれません。

私は、唇を尖らせながら纒をする。

うぐっ……も…むり…

纒をし始めて30分、私は汗だらだらで歯を噛み締めていた。

いやキッッッッツ…

「ほら、纒が乱れてる。」

『も、もう…無理…』

私は、その場に倒れ込む。

息切れしている私を、マチは冷たく見下ろす。

「そんなんじゃ旅団から特訓をつけてもらうなんて無理だね。」

『うぐっ……じゃ、じゃあマチ達はどれくらい出来るの…？』

「そうだねぇ…十時間以上は軽く出来るけど。」

…これはほんとの化け物だわ。

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