27.一戦目 ページ28
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私が闘技場へと入ると、そこは熱気に包まれていた。
わぁ…!とっても楽しそう!
私がそう頬を染めていると、すぐに私が呼ばれた。
[777番・958番の方、Cのリングへお願いします。]
ふふん、秒で終わらせてやるんだから!
私は、鼻歌を歌いながらリングへと上がる。
相手は、ボクサーの様ながっしりとした体格の男性だった。
「ヒュー、こりゃ運が良かったなぁ。ちっこい嬢ちゃんだぜ!」
「嬢ちゃん大丈夫かぁ?辞退した方がいいんじゃねぇか?ガハハっ!」
「嬢ちゃん、悪いが手加減しねぇぜ。」
むきっ。
Aちゃん怒っちゃったもんね!
そんな煽るなら、二度と立ち上がれないようにしてあげてもよろしくてよ?(前見たアニメ風に言ってみる)
私は、一応の確認を審判の人に取る。
『あのさおじさん、これって、殺しちゃうの有りでしょ?』
「え、あ、あぁ、構わないよ。」
ふーん…
私は『ありがとっ!』と満面の笑みでお礼を言い、男の人に向き直った。
「それでは、初め!」
さて、どうするか…
私は、すぐに殴りかかってきた男の拳を避け、回し蹴りを腹に入れる。
「ゴフッ…」
『あっ』
回し蹴りを食らった男は、場外へと吹っ飛び、気を失ってしまった。
そのシーンに、ギャラリーが静まり返る。
「な、777番、君は80階へ。」
「何者だあの嬢ちゃん…」
ギャラリーは、ざわざわとしだす。
私はそんな事気にせずに、紙を受け取り、エレベーターへと急いだ。
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作者名:ふぃあろ・宮夢 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/uekukz/
作成日時:2020年11月9日 21時