創作日常 ページ1
今日もまた寝不足だ。理由はわかりきっている。
ここ最近、私那久藻ソラは『占いツクール』というサイトで、ナグモという作者名で活動していた。
『ナグモ』はオリジナル作品の界隈ではそれなりに有名だった。まだ初めて一年ほどだが、お気に入り作者登録数は100人を超えていた。
それもナグモが活動を初めて1ヶ月で達成した話だ。
今のお気に入り作者登録数は368人。
「ソラー、何時までも寝てないで支度しなさいよ」
これはお母さんの呼ぶ声だ。
「何時までも寝ぼけてるといたずらするぞー」
これはお父さんのボケだ。
「今起きたよ」
私も返事を返す。
……ところでいたずらってハロウィンじゃなかったっけ？
私はまだ小学校六年生。なので宿題はそう多くない。が、中学を受験する話が出てきている。
お父さんもお母さんも、決して成績が良かったわけじゃないらしい。
だけど、私はたまたま成績が良かったので受験をすすめられているのだ。
「ソラおはよ」
「亜莉ちゃんおはよう、今日も占いツクール見てきたよ」
「ソラも今回またボケいれてきたよね」
「亜莉だって結構細かい描写があったじゃん……あれ、実話？」
「まーね、こう見えて色々あるの」
如月亜莉。彼女は私の親友だ。占いツクールでは有名で、『アリスの部屋』という名前で活動している。同時期に始めたが、亜莉はブルースター作者だ。お気に入り作者登録数は1694人。
亜莉は見た目こそアイドル顔負けレベルで可愛いが、少しだけ毒舌だ。
「ねぇ、今度は何作るの？」
亜莉から聞かれて、私は少しだけ考えてから
「私と言ったらオリジナルでしょ、だから今度もオリジナルだよ」
「さすが、オリジナル作品の界隈では有名な『ナグモ』だね」
「……それ、同じ界隈で物凄く有名な『アリスの部屋』が言うセリフ？」
亜莉も私も、お互いを意識している。作品作りで迷ったらまずお互いに相談しあう。
……これが、私の創作日常。
『だった』と過去形になるまでのカウントダウンは、もう始まっていた。
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さくら◆aI(プロフ) - もちりのさん» 実話とフィクション混ぜてるので違うところは違うと書いておきます。読んでくださりありがとうございますm(_ _)m (2022年6月21日 22時) (
レス) id: 019a1c8f87 (このIDを非表示/違反報告)
もちりの(プロフ) - え、これ実話なん？嘘じゃん…作品のバックアップとっておこう。あと作者さんアンチに負けないで！初コメ失礼いたしました。 (2022年6月11日 14時) (レス) @page7 id: 8fca6226df (このIDを非表示/違反報告)
さくら◆aI(プロフ) - あさん» それが実際にはあったんですよね……自分でも信じられないです (2022年3月31日 12時) (レス) id: 019a1c8f87 (このIDを非表示/違反報告)
さくら◆aI(プロフ) - 匿名さん» 実話です……信憑性は無いかもしれませんが (2022年3月31日 12時) (レス) id: 019a1c8f87 (このIDを非表示/違反報告)
あ - これが本当だとしたらさすがに怖い...。冤罪の極みすぎて逆に笑えてきそう (2022年3月29日 22時) (レス) @page1 id: 3649f91347 (このIDを非表示/違反報告)
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