えっとライバルですけど……???3.5【wrwrd!】 (ページ38)

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大会ページ38

「次はノウブル学園」

そのアナウンスと共に
私と緑色、クロノアさんは
動き出した。

後輩達や他の先輩方にも応援される。

この季節で先輩方も
引退のはずだが
クロノアさんはあえて
私や緑色を思って

＿

kr「俺卒業まではここの部活にいるからさ」

＿

まだ頭の中でクロノアさんの
あのときの笑顔は残ってる。

喜んだ私は
ずっとクロノアさんに
ついて行くって決めたから。

"死ぬまでは"ついて行くつもりだ。

md「A、深呼吸」

緑色に言われて我に返る。

『うん。』

運営の方々へ礼をして
少し上を見ると
兄さん、レイア、ウィリアム

そしてその他日常組、
我々メンバー全員が集まっていた。

sho「Aお前!!負けたら承知しねぇからな!!」

zm「3人ともファイト！」

シャオちゃんは巫山戯ながらも
どこか真面目に言っている。

『(私頑張るね)』

そうして私たちのターンは
始まった。

＿＿

kr「お疲れ様。それと、ごめん」

md「ｺﾞﾒﾝ…」

『いや、ええんすよ。たったの1本やし軽いもんやで』

kr「その思考が羨ましいよ」

md「ﾃﾞﾓ、ﾎｶﾉｶﾞｸｴﾝﾉﾋﾄｱﾝﾏﾘﾀﾞﾈ」

『んー、調子悪いんやない？』

うん。絶対そうやでこれ。

そんな話をしていると
ラストのチームも終わったようだった。

「それでは数十分間の休みを取ります。採点まで少々お待ちください」

＿＿＿
発表場所は違うところだったため
移動をした。

『……』

移動してから自分は焦ってた。
自分案外行けるとか思ったけど
ダメだった。

怖かった。

「えー、第＊＊回弓道大会優勝は」

自分は目をつぶった。
両腕にクロノアさんと緑色の腕が
まとわりつく。

自分はそれでよかった
もしダメだった時でも
慰められるように。

少しでも気持ちをひとつに。

「ノウブル学園!」

その声に私はハッとなって
ステージを見た。
私たち3人の所は
眩しくライトで照らされて。

嬉しかった。

『ぅｯ…ひぅｯ……』

「此方へどうぞ」

アナウンスの声に連れられて
私はステージへ行く。

「おめでとうございます」

賞状とトロフィーが
我々一同の手にわたる。

『……ｯ、ありがとｯう…ございましたｯ……』

最後くらいかっこよく終わりたかった。
こんな結果なら
泣いても仕方ないんだけどね。

＿＿

日常組さん9周年おめでとうございます！