えっとライバルですけど……???3.5【wrwrd!】 (ページ30)

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一人っ子ページ30

月曜日

いつもと少し違う日々を送る。

朝はいつもより少し遅く
"1人分"の弁当を作って包む。

制服…ドレスを着て
朝ごはんは抜き。

少しメイクをして。

家を出た。

『行ってきます』

＿

wi「行ってらっしゃいませ」

＿

ウィリアムにだけでも言ってくりゃ
良かったな。
まあいっか。

ヘルメットをつけて私は登校した。

＿＿

『どーしよっかなぁ』

のびーっとしながら
外を見た。

色んな人が登校している。

『あ』

レイアとぺいんと。

『……眼中に無い。気にしない』

私は頭を振った。
どうせぺいんととは会うだろうけど。

廊下に出て
下を向きながら壁に腰かけた。

ぺいんとよりも先に来た
シャオちゃんに挨拶をした。

『おはよー』

sho「おはよ、お前昨日急にあんなこと言い出すからなんだよ！ってなったわ。」

『ふははw』

??「Aさん」

近くから声がする。

『ショッピくん』

syp「その…土曜日はすみませんでした…」

『ううん、いいの。ショッピ君は悪くないで』

sho「ショッピ君きいてや！こいつぺいんとさんとレイアの兄弟辞めるんやって！」

syp「え？」

『あの後ぺいんとに会ってね。家で話したんだけどなんかどうしても辻褄(ﾂｼﾞﾂﾏ)が合わなくってさ、もう1人になって少し楽になろうと思って』

syp「…そうですか」

『うん。』

私はぺいんとが来たと同時に
2人の腕を引いてぺいんとが居る方と
反対方向へ歩いた。
＿＿
昼休み

ri「姉様！姉様っ！」

こんにちわ。
しつこく纏わりつかれて
困ってる私です。

ri「姉様っ」

腕を掴みそちらを向かせるレイア。
私は冷たい視線を向けて

『どちら様ですか』

そう言い放った。
レイアは酷く傷ついた顔をした。

そんな顔はもう私に靡かない。

『レラシオ』

ri「！」

レイアの手は呪文を唱えると
離れた。

『プロテゴ・マキシマ』

レイアの横を通るついでに
そう呟いておいた。

これはレイアに対する呪文だ。
私振りいて

『金輪際私に近寄らないでいただきたい』

そう言って前を向き
歩いていった

ri「姉様っ！！」

遠くに行けば呪文は解けるから。

『ごめんなさい』

生徒の声に
その謝罪と涙は
消えていった