うそだよ ページ42
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なんだか外が騒がしくて、目が覚めた。
さっきからピーポーピーポー、ファンファンとたくさんのサイレンが聞こえる。
『(救急車とパトカー…?なんかあったのかな……)』
幸せな気持ちで寝ていたのに、サイレンの音で段々と頭が覚醒し始めるけど、微睡の中で再び目を閉じようとした。
“A”
『ぇ……っ』
突然、しんいちろーの声がした。
『(なんか、嫌な予感する)』
私は起き上がってすぐに顔を水で洗って、着替えるだけ着替えて外へ飛び出た。
『はぁっ…は…っ』
音だけを頼りに、走って走ってたどり着いたのは____
しんいちろーのお店だった。
『(どういう……こと…)』
全く、今起きていることがわからなかった。
「A!!」
人混みをかき分けて私の目に入って来たのは、息を切らしたまんじろーだった。
『ま、じろ…どう…し』
「どうしたの」、その言葉は次の瞬間には消えた。
「通報のあった店で少年2人逮捕!!」
「負傷者一名!!」
警察の人の声がたくさん聞こえて、お店から出てきたのは、何故か腕を拘束された場地くんだった。
『場地くん…?』
「場地!!!」
もう、訳がわからなかった。
「…どうした?」
まんじろーは、ふと思った疑問をそのまま吐いたようだった。
でも、その言葉を聞いた場地くんはブワッと涙を浮かべた。
「何があった?」
私は、ただただその2人会話に耳を傾けるだけ。
「ごめん…ッ」
彼はそう一言だけ言って、パトカーの車内へ消えて行った。
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水原カノ(プロフ) - さまさん» 本当ですね…!ご指摘ありがとうございます(^^) (2023年1月12日 16時) (レス) @page4 id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
さま(プロフ) - 3歳は小学生じゃなくないですか、、? (2022年12月29日 10時) (レス) @page4 id: 515ce007de (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - 何度も見返してしまうほど面白いです!それに更新早いですね!←三週間作品を更新してない人 (2021年10月12日 19時) (レス) @page19 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - ゑ?、、、、、あっなんだ神かぁ。好きです!更新頑張ってください! (2021年10月12日 19時) (レス) @page9 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水原カノ | 作成日時:2021年10月11日 19時