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「A〜、ごめんなぁ…」
『しんいちろーのばか』
「えー、俺傷ついた」
「オレの方が単語多いからシンイチローマシだよ」
あれからすぐにまんじろーの部屋に駆け込んで、まんじろーのベッドに引き篭もった。
2人は様子を見に来てくれたけど、私はその場から一歩も動かず抗議を続ける。
彼女いるって言ってたくせに。嘘ついたのか我コラ。
「A、開けろ」
「A、オレゲームしたいんだけど」
『(あんたは私の味方じゃないのか)』
でも、かれこれ30分もまんじろーの部屋を独占してる。
さすがに、私も多少はしんいちろーの言い分を聞いてあげてもいいと思い始めて意を決して鍵を開けた。
「よし、俺の部屋で話そう」
『…ん』
「いってらー」
.
「ごめんな」
『なんでうそついたの』
しんいちろーの部屋に入って、2人でソファーに座るとすぐに謝られた。
「そう言わねーと、諦めないだろ」
『もうとっくに諦めてたしっ』
「あ、そうなの？」
『だって妹にしか見えないんでしょ！』
「いや、まあ…」
しんいちろーの言葉に、私は目に涙を溜めながら逆ギレみたいに返してしまう。
本当に、つくづく自分が子供だと惨めになるばっかりで、怒りと悲しさで体中が熱くなる。
『しんいちろー、大好き』
どうせ結果はもうわかってるし、まだちゃんと言ってないと思って不意に口にした。
「ありがとな」
でも、やっぱり、しんいちろーは困ったように笑って頭を撫でてくれる。
その後すぐに私のお尻の下ら辺に腕を回して見事に私を抱え上げた。
『ぅわっ…』
「ハハッ」
思わずしんいちろーの肩に手をつく。
「俺もAのことだーいすき」
『意味が違うもんっ』
「それでも、この関係は永遠に続く。恋人なんていつ終わるかわかんねー。そんな不確かなもんより俺はAと家族がいい」
そう言ったしんいちろーの声は、とってもとっても優しかった。
私のこと、愛おしそうな目で見るしんいちろーに私はますます好きになっちゃうんだ。
でも、もうこれ以上は何もいらない。しんいちろーが隣にいてくれるなら、それだけでいいや。
『…ほんと？』
「本当」
『ずっと一緒？』
「おう」
『…約束』
「約束」
私は小指を出して、しんいちろーと絡めた。
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水原カノ(プロフ) - さまさん» 本当ですね…！ご指摘ありがとうございます(^^) (2023年1月12日 16時) (
レス) @page4 id: dc8eb8059d (このIDを非表示/違反報告)
さま(プロフ) - 3歳は小学生じゃなくないですか、、？ (2022年12月29日 10時) (レス) @page4 id: 515ce007de (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - 何度も見返してしまうほど面白いです！それに更新早いですね！←三週間作品を更新してない人 (2021年10月12日 19時) (レス) @page19 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - ゑ？、、、、、あっなんだ神かぁ。好きです！更新頑張ってください！ (2021年10月12日 19時) (レス) @page9 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水原カノ
| 作成日時：2021年10月11日 19時
