3150組と私。 (ページ38)

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内村颯太と私ページ38

――放課後――

今日は、昼休みに教えて貰った数学の復習をしようと思い図書室へ向かった。

すると、内村颯太が図書室で勉強をしていた。

(気まずいなぁ……。)

『し、失礼します……』

「なにしにきたの？」

『今日教えてくれたとこ復習しようと思って…。』

「ふーん。」

図書室は、私と内村以外誰も居なかったので私は、内村から1番遠い席へ座った。

「なんでそっち？」

『え？？』

「ここでいーじゃん。どーせ誰も来ないんだし。」

内村は、内村の隣の席を指でとんとんしながらそう言った。

『えっでも……』

「いーから。来なよ。」

『は、はい。』

内村の隣へ座ると内村は何か話す訳でもなくさっきと同じ様に勉強をし始めた。

何分か経った頃、図書室に男子が一人来た。

？「うっちーくん！ここに居た！」

内村「今勉強中ー！！」

？「あっ！ごめん笑」

その男子は、笑いながらこっちへ近づいて来ている。

？「あれ？この子は？？」

内村「あー、なんか頭悪いみたいで」

？「うっちーくん！それは酷いっすよ！笑」

『あ、あの…』

？「俺、1-Kの深田竜生って言います！タメでいいよ！よろしく！」

『は、はあ。よろしく。』