3150組と私。 (ページ30)

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「A〜〜〜〜〜〜！！！！！！！！！」

『えっ！？なに！？』

私は、廊下で歩いていた所誰かに名前を呼ばれた。

(この声は…笑)

『くろちゃん！どうしたの？』

「あじがめっちゃ自慢してくる……！ずるい！」

『え？なにを？笑』

「昨日デートしたんでしょ！！」

『で、でーと！？』

「俺とさ、１回も外で遊んだことないじゃん！ずるいずるい〜！！Aの私服みたい〜！！」

黒田は、子供のように駄々をこねた。

『わ、わかったから！！ちょっと静かにして！』

私は、周りの目線が怖くて仕方なかった。

「え？今安嶋くんとデートしたって言った？」
「黒田くんとあんな仲良くなってる……」
「てか釣り合わなくね？笑笑」

そんな言葉が聞こえて私は静かに落ち込んだ。

｢A…？」

黒田が心配している。
すると

？「わぁ～～～どいて〜〜〜！！！」

誰かが走りながらこっちへ来ている。

「え！？止まって！？」

黒田のそんな声は聞こえておらず、私と黒田を巻き込んでその場に3人とも横に倒れた。

？「わぁ、ごめん。」

黒田「ちょっと、何があったの？」

？「なんか、このまま止まらないで走ったらどうなるんだろうって思って走ってたらほんとに止まらなくなってた。」

私は、ぶつかってきた相手がそんなおかしなことを言っていたから笑ってしまった。

『あはは笑笑笑』

すると、相手からは冷たく帰ってきた。

？「え、誰この子。あー、もしかしてわくが嫌ってた子？笑」

黒田「ちょ、うっちー」

私は、突然何が言われたのか分からずに混乱していた。

すると、チャイムが鳴った。

黒田「ごめん！A、また後でね！

ほら、うっちー行くよ。」

『う、うん。バイバイ。』

(あの人3150組の人だよね…。私って、くろちゃんやしょーまやあじと仲良くなれた気がしたんだけど私が勘違いしてたのかな…。)

私は、さっきの言葉がずっと離れなかった。

『なんだろう、このモヤモヤは。』