3150組と私。 (ページ13)

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平塚翔馬と私ページ13

―――次の日の朝―――

『やばい！！掃除なのすっかり忘れてた…！』

急いで家を出て、走って駅へ向かうと黒田との掃除の約束の時間から10分も経っていた。

駅から走り学校へ着いた時には約束の時間からもう20分も過ぎていた。

『くろちゃん…怒ってるかな…？』

私は泣きそうになった。せっかくできた友達なのにこんなことで嫌われてしまったら嫌だと。

「A…！？」

どうやら黒田は、1人で朝掃除をしていたようだ。

『くろちゃん！ごめん…。寝坊しちゃって…。ほんとにごめん。』

私は、涙目になりながら頭を下げて謝った。

すると、黒田は

「え！？なんで泣いてんの！全然怒ってないし、俺も遅刻しちゃってついさっき来たばかりだから安心してよ！」

そう言い、黒田は安心させようと抱きしめようとする。
だが、身体は黒田の方ではなく、後ろに倒れ、後ろから抱きつかれていた。

『えっ…！？！？』

私は、びっくりし、後ろを振り向いた。

すると、私をだきしめて居たのは、

平塚翔馬だった。

黒田「えっ？ひらつ…？」

黒田は戸惑いが隠せなかった。
なぜなら、昨日Aと平塚が会っていたこと、友達になっていたことを知らなかったからだ。

平塚「駅でAの事見つけて後追いかけてたらこんなとこでイチャイチャしてるの見て、邪魔しよーって思って笑笑」

平塚はそういうと、ベロを出し顔の横でピースした。

黒田「え、お前とAって知り合いだったの？」

『え、えっとね、なんていえばいいんだろう…』

平塚「友達になったんだよ。昨日パンケーキ食べに行って。」

(やばい、なんか空気がピリピリしているような気がする……。)