Perfect Crime (ページ9)

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-Ryosuke side-

『ねぇ、これどう思うー？』

涼｢俺は、こっちの方が好き｣

『あ、そう。んじゃ、そっちにするわ。』

『これとこれと…あと、それとあれ。ください。』

店員｢かしこまりました！｣

毎度毎度、まとめ買いだな。
店員の嬉しそうな顔ったらない。

『次はどこ行こうかなー。』

涼｢ドレスは？｣

『ドレスはちょっと遠いの』

涼｢なら最後だな。他は？｣

『靴かな。洋服もまだ見たいし。』

涼｢どこでも付き合うよw｣

『あー、重い…』

涼｢俺の方が重い。｣

『ごめんなさい』

涼｢１回車戻るか。｣

『そのまま行こう。もういいや。』

涼｢ドライブスルーでスタバでも買ってく？｣

『買っていこう』

涼｢あー、生き返るー｣

『次はドレスかなー。』

涼｢どこまで行けばいいの？｣

『銀座かな。ご飯どうする？』

涼｢もう昼か。｣

『買い物終わらせて、帰ってから食べる？』

涼｢そうするか。時間帯的に混みそうだしな。｣

『なら、早く買い物終わらせないとね。』

そう言いながら、店をハシゴする。
また両手いっぱいの紙袋になったところで…

『あぁ…行き忘れた…』

涼｢どこに｣

『ZARA』

涼｢今度連れてくから、今日はもう帰ろう。もう車にも乗らなくなる。｣

『そうね。また今度にしよ。』

口ではそんな事言いつつ、少し残念そうな顔。
近くに美味しいワッフルがあるのを思い出して、寄ってみた。

涼｢ここ、すげー美味しかったから。少し休憩しよう。｣

『そうなの？いいよ。』

『どれがオススメ？』

涼｢プレーンもいいけど、俺はアールグレイがオススメかな。｣

『なら、両方食べよう！』

涼｢ご馳走様でした。｣

『美味しかった( ´﹀` )』

涼｢機嫌は治った？｣

『まだかなー。』

と言いつつ、顔はすごい笑ってるw

涼｢んじゃ、帰ろうか。｣

『そうね。』

この荷物、１回じゃ運べないだろうなぁ…
そんな事を考えながら、車を走らせた。