【名探偵コナン】諸伏家の嫁。３

第128話【服部平次と吸血鬼館】 ページ40

？「あ、初めまして。大阪府警の大滝悟郎言います。長野県警の方ですよね？」


『はい。長野県警捜査一課の羽田Aと申します。コナンくんと平次くんも一緒だとは思いませんでした。』


大滝「なんか知らん間に勝手に車に乗り込んでたもんでして。」


大滝ハン…ではなく大滝さんは強面だけどとても気さくな人で、初めましての私にもフレンドリーに話してくれた。


大滝「いやぁそれにしても、平ちゃんの言った通りのべっぴんさんやなぁ。」


和葉「うそぉー！大滝ハンが会いに来てたんて、Aさんやったん⁉」


２台目から降りてきたのは毛利さんと蘭ちゃん、そして和葉ちゃんだった。３人とも私を見てかなり驚いている。こっちだってびっくりだよ。


それに和葉ちゃんの言った言葉が気になる。大滝ハンが会いに来てたって、え？どういうこと？


小五郎「そんなはずはねぇ！Aさんが浮気だなんて考えられねぇよ。」


蘭「A警部！A警部には諸伏警部がいるじゃないですか！ちゃんと説明してください！」


挨拶よりも先に、蘭ちゃんから説明しろと詰め寄られた。説明って何の？ここに来た理由？それと浮気って何？


平「ちゃうちゃう、大滝ハンの女はAさんとちゃうで。」


コ「A警部は用事があってここに来たんだって。」


どう答えたらいいのかわからず私が一人で混乱していると、コナンくんと平次くんがやって来て助け船を出してくれた。


どうやら私は大滝さんの女だと思われていたらしい。ただでさえ誰とでも似合う女とか言われてきたのに、また間違えられるなんてどうしたらいいものか。


蘭「よかった。A警部が浮気なんてするわけないですよね。」


和「せやせや、蘭ちゃんから聞いたで？あの長野のひげの刑事さんと婚約したんやろ？おめでとう！」


『ありがとう。高明さんから和葉ちゃんのこと聞いたよ。キッドに化けられてたんだってね。』


和「そうやねん。やからその刑事さんのことあんま知らんねんけど、ごっつ頭良くてかっこよかったことは覚えてるで。キッドがアタシに化けてることにもすぐ気付いてくれたみたいやし。」


蘭「絡繰箱の時、A警部もキッドの変装に気付いてたみたいだから、二人が協力したらキッドも逮捕できちゃうかもね。」


確かにキッドの変装には気付いたけど、キッドキラーのコナンくんでも捕まえられないんだからそれはちょっと難しい。

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