第111話 ページ23
お兄ちゃんの言ったことは全て正しくて、私は高明さんをなるべく組織に関わらせたくない。
それをよくわかっているお兄ちゃんは、高明さんを使って私を動けなくしようとしてるんだな。そんなことバカな私にだってわかるよ。
諸「では私は、Aさんが勝手に組織と関わらないようにストップをかければいいんですね?」
赤「そういうことです。あなたがいてくれたらAは少しはおとなしくなると思うので、よろしくお願いします。」
話がまとまったところで、有希子様がお昼ご飯を作ってくださったそうなのでみんなで食べることとなった。
食事中はほとんど有希子様から、いつから付き合っているのかや結婚式はいつなのかなどの質問攻めにあった。
普段ならあんまり知られたくないから適当に答えているけど、相手が有希子様なら適当で済ませるわけにはいかず、答えられる範囲はしっかりと答えた。
食事後、工藤優作大先生が私にプレゼントがあると言って、一冊の本とペンを書斎から持ってきた。
もうこの時点で予想はできていたし、工藤優作大先生がペンを持って本の表紙を開いた瞬間に心臓がバクバク震えて興奮が沸き上がってきた。
サラサラとペンを走らせる工藤優作大先生が書いてくださっているのは私へのサイン!こんな目の前で書いてくれるなんて、実は萩原さんと行ったサイン会以来なんだよね。
あの時も嬉しくて興奮が治まらなかったけど、今回はそんなもんじゃない。
だって、始めに「Aさんへ」って書いてくれたし、サインの下に「結婚おめでとうございます」というコメントまで書いてくださったんだよ⁉
それに、工藤優作大先生がサインを書いた横に有希子様のサインも加わったんだから興奮しないほうがおかしいでしょ。(有希子様からは「末長くお幸せに」と書いてもらった。)
有希子様のサインは初めてだったし、すでに女優業を引退されているからサインはもう手に入らないと思っていて、このサインは私にとって国宝級のものとなった。
有「ちょっと早いけど、私たちからの結婚祝いのプレゼントよ。」
『あ、あ、ありがとうございます!工藤優作大先生だけじゃなくて有希子様のサインまでいただけるなんて嬉しすぎます!』
優「喜んでもらえて私も嬉しいよ。だが、まだ気付いていないようだね。」
何に?と思って手渡された本の表紙を閉じた。そしてその表紙を見て驚愕した。
228人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おひたし(プロフ) - ちー子さん» コメントありがとうございます。説明が不足して申し訳ありません。パスワードは半角小文字で英単語6文字を入力していただければ開くと思うのですが、どうしても開かない場合はまたご連絡ください。 (2019年12月15日 7時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
ちー子 - いつも楽しみに見てます。番外編のこと何ですがパスワードを入れても開かないですが、パスワードは入力の上のパスワードでいいんですよね。 (2019年12月15日 0時) (レス) id: e1506e4f67 (このIDを非表示/違反報告)
おひたし(プロフ) - かずささん» コメントありがとうございます!私も諸伏警部が大好きで、諸伏警部の作品が少ないのでこの話を書き始めたんです。楽しんでいただけて私としても嬉しいです!これからもよろしくお願いします!最近忙しいので、更新はもうしばらくお待ちください… (2019年11月28日 10時) (レス) id: c5b0a8f944 (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - 諸伏警部大好きです!あまり諸伏警部落ちの作品がないのでこの作品を読めてとても嬉しいです!!更新されるのが楽しみです!応援しています!頑張ってください!!! (2019年11月27日 0時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
名無し65455号(プロフ) - おひたしさん» はい!これからも五月雨でよろしくお願いします! (2019年11月6日 19時) (レス) id: d7c3512a33 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おひたし | 作成日時:2019年11月4日 14時