【JW】Fallin' love at first site【青×紫】

23 (黄s /橙s)回想 ページ24

橙side


何が正解やったのか、わからへん
親友、それ以上に家族とも思える大切な崇裕

皆に愛される笑顔がとびきりかわいくて
その分繊細で傷つきやすいから

俺がずっと側で守るんだって
そう誓ったはずなのに…


あの日俺が奴を紹介せんかったら、
あの時体を張って交際を止めてたら、

崇裕は傷つかずに済んだのに…


三人仲良うなって、崇裕が泊まりにくるたびに淳太も誘って遊ぶようなって


崇裕が二十歳になって全員一緒に酒飲めるって、ちょっとタカが外れて、俺だけ先に潰れてしまったんや、

朝起きて、隣に崇裕がおらんくて、すぐに淳太の部屋をノックした。


いかにも、今シャツだけ羽織って出てきた淳太。

崇裕を探して奥に入れば、脱ぎ捨てられた服が散らばり、裸で眠る親友の姿。


バツが悪そうに頭をかきながら、


「すまん、濱ちゃんに告白されて断れんくて つい…」



何言うとんの？
淳太が話してる言語が何一つ理解できひん


「つい、なんやねん」


「抱いた、」


うそやん、、


振り返って見た崇裕の鎖骨には、赤い印がいくつも散らばっていた。


何も信じられんくて、一刻も早くその場から離れたくて、ダッシュで部屋に戻った＿＿＿_



あの時、崇裕を起こして部屋に連れ帰り、事実確認をすればよかったんよ、


堪忍してや、


親友と大学の友人二人に裏切られた思って
ショックを受けた自分が可哀想やって


そんな自己中やった自分が許せん


崇裕が騙されて傷つけられた可能性
頭によぎったのに、蓋をした自分が＿＿_



黄side


酔い潰れた照史を彼の部屋に寝かせた。
悪いけど、グラスに睡眠薬を混ぜといたんや
どうしても、濱ちゃんを自分のものにしたかったから…


「濱ちゃん、好きだ。俺と付き合ってくれへん？」

俺の部屋に入り鍵を閉めるなり、濱ちゃんに告白した。


ぽやっとして焦点の合わない視線も、

断らないのはイエスやって、そうに決まっとる


俺は濱ちゃんをベッドに押し倒して、キスをした。


酔ってはいても、さすがにおかしいと思ったのか、足をバタバタさせ首を左右に振って抵抗をする濱ちゃん。


これや、初対面で照史に組み敷かれる濱ちゃんに興奮したのと同じ状況。


「んっ…いやっ、やだ、やめてよ！あきとー！あきとー！！」


照史の名を泣き呼ぶ濱ちゃんにプチンと切れた。

何で俺の名前を呼ばない？


手荒な真似はしたくなかったのに…

睡眠薬と水を口移しして、無理矢理飲ませる。

あとは既成事実を作るまでや…

24 (青s / 黄、紫)→←作者よりお願いと新作のお知らせ(追記:4/19)

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