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紫side


口を尖らせてそんなん言われたら返しに困る。


「若作り必死やからな」


笑いながらそう言えば


「そんなんじゃなくて、崇裕さんはおじさんやないって、素敵な大人やって」


あまり必死やから、一旦受け入れることにした。


「おおきに。流星くんに言われたら悪い気せえへん」


いつも、おっさんだのブスだの言われすぎて自己肯定感がめちゃくちゃ低なっとるから、流星くんにまっすぐな瞳で言われたらほんまに調子狂うわ。


「で、話戻すけど、27歳でお店持てんのすごない?」


「おん、バーテンダーが天職やって学生時代のバイト中に気づいてん。どっちが本職かわからんくらい働いたら店のオーナーにえらい気に入られてもうて。
卒業後は社員として雇ってもろて、新店を出すタイミングで店長に抜擢されたんや」



「学生のうちに天職見つけられるんのも才能やんな」


「単純な理由やで。
響きがかっこえかし、自分が作ったドリンクをお客様に喜んでもらえる瞬間がめちゃくちゃ好きやねん。
でも一番の理由は、朝が苦手ってことなんやけど」


恥ずかしそうに小声で最後に付け足す流星くんは、いたずらがバレた子供みたいや。


「なんでそこ正直に言うん?おもろいな自分。
俺も朝は苦手やけども!」


「崇裕さんと俺が一緒に住んだら、永遠と寝てられるな」


「誰も二度寝を止めてくれんで?絶対あかんて!」


ありえへん想像やのに、二人で笑いおうてたら、


「でも、崇裕さんは夜もすぐおねむタイプやろ?」


いたずらっぽい顔してイジってきよる流星くん。


「そやねん、何なら昼間やって眠いわ。
ってなんでやねん!そんな居眠りキャラちゃうわ!」


「違うの?てっきり眠り姫かと思ったけど…?」


またイジりや!でも昨日の失敗を笑いに変えてくれた方がこっちも気が楽やんな。


「そやな、流星くんが王子様で起こしてくれてん」


うまいこと返したつもりやのに、流星はパッと俯いてもうた。


「崇裕さん、それはあかんて…」


やばい、30過ぎのおっさんが調子にのって引かれてもたんかな?顔が見えへんからわからへん!


「でも、崇裕さんは今の会社でずっと経理なん?」


話題変えられとるし!スルーしてもろて正解やな。


気づけば今まで誰にも話したことない自分の経歴を流星くんに聞いてもろてた。


新卒後に入った会社で9年目なこと。
最初は営業やったけど1年目の終わりから経理に移動になったこと…


「元々数字得意やってん?」

「真逆やで…」

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こー(プロフ) - Shandyさん» 返信ありがとうございます!迷惑でなくて良かったです。Shandyさんのペースでいいので、更新楽しみにしています。わ……ありがとうございます!まさかそんな嬉しい言葉を言っていただけるなんて……!!ありがとうございます!私も更新頑張らなければ……笑 (2022年3月29日 23時) (レス) id: 88264f67b7 (このIDを非表示/違反報告)
Shandy(プロフ) - こーさん» 不快だなんてそんな、、、むしろコメントいただけて久しぶりに書きたい欲が湧きましたので感謝です♪こーさんのお話の世界観私も大好きです(^^) (2022年3月29日 22時) (レス) id: 18b5a9219f (このIDを非表示/違反報告)
Shandy(プロフ) - こーさん» 初めまして♪コメありがとうございます!青紫お好きなんですね。片隅に放置していた話を見つけてくださり設定や世界観を好きとのお言葉とても嬉しいです。私も青紫大好きなのでなんとか続きを書きたいと思っています。もしパスをかける時はちゃんとヒントを添えますので (2022年3月29日 22時) (レス) id: 18b5a9219f (このIDを非表示/違反報告)
こー(プロフ) - 不快に思われたら無視してください。突然のコメントで失礼なのをわかった上でコメントしました。不快になられましたら本当にすみません。 (2022年3月28日 17時) (レス) id: 88264f67b7 (このIDを非表示/違反報告)
こー(プロフ) - 突然、大変失礼致します。初めまして。青紫が好きでこの作品に出会いました。このお話はパス掛けしないで頂きたいです。突然のコメントに要望、迷惑だと思います。本当に申し訳ありません。世界観や設定がとても好きで読めなくなるのは悲しいのでコメントしました。 (2022年3月28日 17時) (レス) id: 88264f67b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Shandy | 作成日時:2020年11月23日 16時

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