【SnowMan】まぜるな危険！！

第33話、的なやつ ページ34

緑side


はーい、30話以上経ってやっと俺目線が来ました！阿部でーす！えー、僕たちは現在、敵アジト前にやってきておりまーす！俺たちの事務所よりちゃんとした門構えで少し羨ましいです！

・・・ちょっとやってみたかったんだよぉ、いいでしょ？結構似合うと思うんだよね俺！

まあ、そんなことはさておいて。


カチコミ寸前となれば流石の俺たちも緊張感がピリつく。まだこういうのを体験したことがないラウとAさんは少し肩身が狭そう。

緑「ふっかはロビーを奥に突っ切った先にいると思う。そこまでの経路で要所になるのはここの部屋。組員が大勢待機してる部屋だから、ここを押さえられればAさんが突っ切りやすいよ。」

内部の地図を指差しながら作戦を説明する。ちなみに敵アジトの地図を用意してくれたのは康二！ほんと頼りになるよね！

そして、ふっかを直接救出しに行くのはAさんの役割。女の子に助け出された方がふっかのプライドに効くからね、これで少しでも大人しくなってくれるといいけど。

青「俺と目黒と照でここを押さえる。他はAのサポートな」

黒「わかりました。Aさん、もし襲ってくる奴がいたら、前みたいにふっかさんの顔にすげ替えてくださいね」

貴「わかった！」

役割分担も終わり、それぞれが武器を手に取る。ちなみに俺はピストル！かっこいーでしょ！



『雪桜組』の名前は、この近辺ではもうすでに知れ渡ってしまっている。もちろん俺たちの顔も。

入り口から堂々と入っただけで、向こうは臨戦体勢だった。やっぱり近くにいたのバレてたかぁ・・・

アイコンタクトを取り、それぞれ役割通りに動きはじめる。照と翔太とめめが道を切り開き、Aさんを中心にその後ろを進んでいく俺たち。

貴「あべちゃんも戦えたんだ・・・」

なんて不本意な声が聞こえたけど、そこに抗議する暇はない。一応俺だって強いからね！！他が規格外すぎるだけ！！


ある程度進んだ先にある、俺がさっき説明した『要所』。打ち合わせ通り、ここから舘さんと康二とラウと俺の4人で盾になって、Aさんをふっかのいる場所まで送り届けないといけない。

照たちの怒号を背後で聞きながら走り抜ける。これだけ派手にやってればふっかのところにも声が届いているだろう。・・・それにしても佐久間は残念だろうなぁ。こんなお祭り、佐久間が1番参加したいだろうに。




次回、「そうは問屋が卸さない」。・・・Aさんの真似しちゃった♪

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