第3話、的なやつ ページ4
貴方side
やられっぱなしも腹が立つので何か仕返してやりたい。
そこで思いついたのが
貴「こちらが名乗ったんですから、そちらも名乗っていただかないと不公平だと思うんですけど。」
『名前を聞き返す』、だけ。
発想に乏しい自分の脳みそが恨めしい・・・
紫「あはははっ！やぁっぱ面白い子だよねAちゃんって！俺の職業わかっててそんな態度取れんのすげぇね」
悪魔のような高笑い、どうやらツボにハマったようだ。楽しんでいただけたようで何よりだがあいにくこっちは楽しませるつもりな訳ではないので再度質問する。
貴「で？お名前は？」
紫「ﾝﾌｯ、俺は、深澤、辰哉っていうの、よろしくねー、ﾝﾌﾌﾌｯ」
ツボにハマったままだったが、名前を教えてくれた。・・・そんなに面白かっただろうか。
紫「あ、そろそろ目的地着くよー」
・・・切り替えすごいな、さっきの今だぞ？ツボから抜け出すの一瞬じゃんすげぇ。
ってか、感心してる場合じゃないじゃん。目的地って絶対ダメなとこじゃん。ゲームオーバー確定演出じゃん。まあ、負けイベだから抗いようないかも知んないけど・・・
紫「はぁい、とうちゃーく。ってか結局寝ないまんまだったね？だいじょぶ？」
貴「いや、名前聞いたり話しかけてきてたのそっちでしょ」
紫「ん？無視して寝りゃよかったのよそこは。」
貴「なるほど・・・？」
独特な言い分の『深澤辰哉』という男。なんか、単純に変なやつだな・・・
車を降りてすぐ目に飛び込んできたのが、彼の言う『目的地』らしい。
外観は普通のビル。映画でよくある、ビルの中の事務所なのかな。なんか逆にワクワクしてきた。
紫「こっちこっち、エレベーターの中せっまいけど勘弁ねー」
柔らかい口調の割に私の腕を握る力はめちゃくちゃ強い。・・・リンゴ割れんじゃないかなこいつ。
貴「エレベーターせっっま！！」
紫「あははっ！だから言ったじゃん、『勘弁ねー』って」
エレベーターの中は、二人入っただけでギュウギュウなほどの狭さ。まじでギュウギュウ。
貴「こんな狭いエレベーター初めて乗った！」
紫「これからいっぱい乗れるよー」
貴「・・・は？」
なんか今聞き捨てならない言葉が聞こえたような・・・これからいっぱい乗れる・・・とは？
紫「おっ、ついたね」
ﾁｰﾝと少し古めのエレベーター特有の到着音。ドアが開いた時、目の前に見えたのは・・・！
次回、「新たな人物」 この次もサービスサービスぅ！・・・じゃねぇな
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tihiro - omosirokunai (2021年12月7日 17時) (
レス) @page1 id: 2adfc9a228 (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - まゆさん» うわ、めちゃくちゃ嬉しいです！！めちゃくちゃモチベになります！頑張ります！これからも宜しくお願いします！！ (2021年8月9日 16時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 主様のお話の最後の次週予告？みたいなのがめちゃめちゃ好きでお気に入り登録させていただきます！そのギャグ線欲しいぐらいですｗもちろんお話も大好きです！更新楽しみにしています。 (2021年8月9日 13時) (レス) id: c1fb10ca7d (このIDを非表示/違反報告)
うさのすけ(プロフ) - Emiさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！！ (2021年7月20日 20時) (レス) id: 4a67e16777 (このIDを非表示/違反報告)
Emi(プロフ) - 面白いし続きが気になる！楽しみにしてます (2021年7月20日 15時) (レス) id: 8313c6a07a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさのすけ | 作成日時：2021年4月20日 18時
