光の道筋4th【爆豪勝己】

神野区事件-12 ページ8

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次の日

警察署で事情聴取を終え私は無事に家へ帰宅してきた


オールマイトの引退

ベストジーニストの長期活動休止

ラグドールの個性が使用出来なくなったことと活動の見合わせを知ったのは帰宅してきたその日の夕方の事だった



特にオールマイトの現役引退は世間を揺るがした



それほどオールマイト1人にずっと背負わせていたという事


そして…オールマイトを終わらせた原因は私…



私が…個性をきちんと使えていたら…



あの時もう少し手を伸ばし爆豪くんを救えていたら…



あんな事にはならなかった


No.1ヒーローは今も健在で平和が続いていたかもしれない


私は部屋のクッションに顔をうずくめ、悔しさと後悔の念に追われた




＊


それから1週間くらい経ったある日




相澤｢お邪魔します｣


ｵｰﾙﾏｲﾄ｢お邪魔します｣





先生達が家庭訪問で訪ねてきた


両親と私、テーブルを挟んで先生達という形で座っている


相澤先生に…私は謝らないといけない


無事に戻ってくると、約束したから先生は行かせてくれたのに…それを破った





相澤｢この度は大変申し訳ありませんでした

私の監督不行届です
Aさんに個性を使って良いと許可したのは私です
このような事件に巻き込んでしまい、申し訳ございませんでした｣




両親へ頭を下げる相澤先生とオールマイト




A｢相澤先生、先生は悪くないです、私が…｣


相澤｢それでも、許可したのは俺だ。光空は何も悪くない｣



A｢っ、…｣




父｢…相澤先生


娘は危険な目に合いました…


ただ、娘が助けた子達も多いと聞きました


…娘の個性を信じてくれて、ありがとうございました｣




その言葉に目をパチくりとさせる相澤先生たち



私も驚いている



母｢娘は…個性上、いつかは事件に巻き込まれるんじゃないかと思っていました…

雄英高校へ進学したいと、娘が言った時から覚悟はできてました｣



両親の考えを…初めて聞いた


両親がどの高校出身だったか、2人が言わなかったのは…私が2人と同じ高校に行きたいと言わせないため


雄英へ行けば私の危険率が上がるだけだから





相澤｢これから雄英高校は全寮制導入を二学期から始めたいと思っております

我々に信用が持てないと、そう仰る気持ちも分かります

ですが、どうか今一度任せては頂けないでしょうか


Aさんを立派なヒーローに育て上げます｣





また頭を下げる相澤先生






両親｢よろしくお願いします｣

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