光の道筋4th【爆豪勝己】

必殺技-7 ページ25

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透｢圧縮訓練の名は伊達じゃないね｣


百｢あと1週間もないですわ｣


透｢ヤオモモは必殺技どう？｣


百｢うーん、やりたいことはあるのですが…まだ体が追いつかないので、少しでも個性を伸ばしておく必要がありますわ｣


透｢梅雨ちゃんは？｣


梅雨｢私はよりカエルらしい技が完成しつつあるわ

きっと透ちゃんもびっくりよ｣



透｢Aちゃんやお茶子ちゃんは？｣


A｢…｣


お茶子｢…｣


梅雨｢Aちゃん、お茶子ちゃん？｣


A｢う、へ？｣


お茶子｢うひゃん！！｣



皆の話しが全く耳に入って来なかった

それは隣に居るお茶子ちゃんも同じようで、私とお茶子ちゃんは注目を集めてしまった



梅雨｢二人ともお疲れの様ね｣



お茶子｢いやいやいや！！疲れてなんかいらへん！まだまだこっから！


…のハズなんだけど、何だろうねぇ


最近無駄に心がザワつくんが多くてね｣



A｢うん、何かちょっと胸の辺りがこう…キュッって｣


最近…私は爆豪くんにお弁当を作っている
激辛の


お弁当箱は前と同様綺麗に洗って返してくれる

たまに″うまかった″と言ってくれるのも嬉しい


と同時に胸の奥が苦しくなる






三奈｢恋だ｣


お茶子｢ギョ｣


A｢え｣



″恋″



お茶子｢な、何！？故意！？知らん知らん！｣



透｢緑谷か飯田！？一緒にいる事多いよねぇ！｣



お茶子｢チャウワチャウワ！｣



チャウワチャウワと、言いながらふわふわと個性で浮くお茶子ちゃん


…わかり易いな



三奈｢Aは轟か爆豪？｣


A｢は！？いや、ち、ちがっ！！｣



透｢誰ー！？誰なの！？｣



響香｢二人ともゲロッちまいな？自白した方が罪軽くなるんだよ｣



恋バナ大好き三奈ちゃん透ちゃんに捕まるときりがないのに、響香ちゃんまで…


逃げ場がない私とお茶子ちゃん


困った



お茶子｢違うよ本当に！

私はそういうの本当…分からんし…｣




A｢うん、…分からない…や｣



違う、本当は分かってる…けど…



けど…



梅雨｢無理に詮索するのは良くないわ｣


百｢えぇ、それより明日も早いですし、もうオヤスミしましょう｣


私たちを見かねたのか、梅雨ちゃんと百ちゃんが助け舟を出す



三奈｢えぇー！！やだ、もっと聞きたいー！！

何でもない話でも強引に恋愛に結び付けたいー！！｣


三奈ちゃんと透ちゃんはどうしても恋バナがしたいらしい



私はおやすみ！と自室へ駆け込み、3人を捲いた


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