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君へのメッセージ16 ページ17




「はぁ…嫌だな」


今日から新学期。


…それなのに、僕は…


期待と不安が入り混じった気持ちだった。


___優奈に会いたくない


そんな気持ちでいっぱいだった。


…こんな気持ちで押しつぶされそうなのに


どんな顔して話しかければいい?


冬休み中もあいつのことを考えると胸が苦しくて


涙が何度も零れたというのに…


重い足取りで僕は学校へと向かった。











「はよ、」


「…!…おはよ」


不安でいっぱいだったが、


優奈は普通に話しかけてくれた。


だから僕も普通に話しかけた。


「あ、この小説読む?読みたがっていたよね?」


「ああ、うん。読む」


調子に乗って本まで貸した。


____これがいけないことだと思い知ったのはその後のことだった。

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作者名:氷愛 | 作成日時:2013年2月13日 21時

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