私を助けてくれたのは学校でモテモテの王子様達でしたすとぷり (ページ27)

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赤髪の1年生ページ27

土曜日

『うし、財布OK、鍵OK、スマホOK...これあればいいか』

我ながら適当だなと思いながらも確認し、家を出た

手首に巻いた時計を見ると9時30分だった

あの人との待ちわせが9時40分にここ(自分の家の前)で、そこから一緒に2駅先まで行くやん
お、噂をすれば

『おーい

零ー！！』

はい、期待してた人は残念でしたー
男なんかじゃありませんー
残念でしたー

誰かツッコめや
寂しいやないかい←

柳「おはよう、おはよう、今日も元気だなぁ黒美さんよ」

『あんたは、どこかのばあちゃんか』

と、くだらないふざけあいをしながら駅へと向かった

零side

「もうすぐで、電車きますなー」

『う、うん』

せっかくのお出かけなのに考え事とは何事や？
そんな、大事なことなのか？

私は何も知らないフリをしてAに聞いた

「なんか、ありましたー？」

『え、そんな顔してた？』

当たり前だよー
と言いたいとこだがここはあえて

「まじ、当たってたー？柳さんてんさーい」

とふざけて返しといた

『なにそれ笑
いや、実はさ少しに赤髪の男の子いるじゃん？実はあの子とさー...』

とAはその男ののとを話していたが私は興味なんて一切わかなかった

何故かって？それは...

『って、零聞いてる？』

「ごめん、聞いてなかったよ...」

としょんぼりした顔をし、Aの方を見た

「それより電車きたなら乗ろうよー」

私はまた何も知らないフリをして電車へと乗った

零side終了

Aside

零と電車に揺られて約5分

「次はー○○お出口は...」

とうとう目的地の駅へと着いた
出口の方を見るとあの時の赤髪さんもこの駅で降りていた

それ続くように私達もドアから出た

『えっと、東口で待ち合わせだから...』

「そっち西だよ、東はこっちでーす」

零が手を引いてくれたので何とか行けたが零がいなかったら今頃どうなっていたのか...

さ「あ、いたいた黒美ちゃーん」

私の名字を叫ばないでください桃崎先輩

柳「なんだよ、あいつ私の存在は無視かよ」

『ま、まあまあ』

まぁおかげで迷わなくて済んだけどね
声がした方に向かうと

あの時の赤髪さんがいた

私の存在に気づいたのか赤髪さんも「まじか...」と呟いていた

さ「やっほー黒美ちゃんと... 柳「柳原零」柳原ちゃん」

隣で「なんでちゃん付けなの」と零が呟いていたが、あえてスルーした

さ「紹介するな、コイツは1年の赤坂莉玖んで、あだ名は莉犬俺らと同じ音楽部だぜ」