幻の虎戦士。 (ページ6)

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事情聴取という名の・・・？ページ6

〈Aside〉

理解できない、という誰かの発言で事情聴取という名の一問一答。

めんどくさいんですけど。

『とりあえず誰か質問してください。答えるので。』

｢どうして大谷凉だってこと隠してたんですか？｣

真っ先に質問したのは33番の糸原さん。

『もう自分は大谷凉じゃないので。次。』

北｢何で広報になったんですか？｣

『監督に召集されたのと、引退前から決めてました。』

｢何であんなに早く引退したんですか？｣

台本通りの良い質問するじゃないですか、上本さん。

『それに関しては３つ理由がありまして、

１つ目が本業を疎かにし過ぎた、

２つ目が持病とかそういう問題で、

最後が・・・これは言えないです。』

藤｢本業って何ですか？｣

『小説家です。』

｢｢｢はあ？｣｣｣

『マジです。』

｢ペンネーム教えてください。買うんで。｣

『高山さん・・・買わなくて良いのに。
ちなみにペンネームは教えません。企業秘密です。』

｢持病って何ですか？｣

『簡単にまとめると、心臓系の病気です。』

ちょっと疲れてきた。ひっきりなしに質問が飛んでくるし、皆さんの視線がすごいし・・・

『最後に言いたいんですが、皆さん敬語禁止でお願いします。』

北｢何でですか？｣

『こっちのペースが狂うので。』

では、今日からよろしくお願いします。

そう言って、皆の前から離れた。