幻の虎戦士。 (ページ37)

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イーグルスにて。ページ37

松井裕樹side

「凉くん？引退したんじゃなかったっけ？」

交流戦で久しぶりに、凉に会った。引退したのにいる謎。

『引退後色々あって今は広報やってます。よければ写真撮影に協力してくれませんか？』

「いいけど…というか敬語抜きでいいのに。年近いし、タメで話さない？」

『選手の方とタメで話すなんて恐れ多い。無理ですよ。』

「タイガースではタメなのに？しかも凉くんも元は選手でしょ。」

『ですけ「凉！こっち来て！俺も写真とって！ブログのネタ探しでしょ！」銀次さんうるさいです！誰か引き取ってください！』

ブログのシュチュエーションを間近で見るとは思わなかった。架空かと思ってた。←失礼！by凉

「…他の皆さんもこんな感じだったの？」

『はい。前はつば九郎に山田さんの教育を頼んで、全然改善してないんですよ。』

「あの人の教育任せてもらっていい？嶋さんとかにも手伝ってもらって、接触完全禁止にしてちゃんと更正させる。」

『更正って…でも接触禁止も中々良い気はしないけど。』

「どういうこと？」

『山崎さんに聞いたんだけど、山田さんと坂本さんを接触禁止にした辺りから、ピッチャー返しがちょっと…いやかなり増えたらしい。松井君もピッチャーだから気をつけた方がいいと思うよ。

平沢さんとか、柳田さんとか接触禁止だし。』

「怖っ…気をつけるね。怪我とエラーだけはしないから。」

『まあ、頑張れ。』

「頑張る。」

凉とはお別れで、騒いで引き取られた銀次さんとご対面。

「銀次さん、凉が言いたいことがあるらしいです。」

銀次「何？もしかして食事のお誘い？」

「イーグルスで教育して、更正したと判断されるまで凉への接触禁止です。」

銀次「嘘や…死んだ……」

「お疲れ様です。」