あの人の妹は燕戦士！ (ページ30)

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スワローズガール×眠れる森の美女② ページ30

3対1の激しい戦いが始まりました。

突然のことに、お姫様は声も出ません。激しい戦いの末、勇人はある策を思い付きました。

椋丞が魔法を使った瞬間、勇人はお姫様を盾にしました。

突然のことに椋丞は反応できず、魔法はお姫様に当たってしまいました。

お姫様はそのまま死んだように眠ってしまいました。

G6「予想とちゃうけど…ま、呪いは効いたしええやろ。じゃあな。王様によろしく言うといてや～」

勇人はそのまま城へと帰っていきました。

3人の魔法使いは王様や召使いが悲しまないようにと、お城に眠りの魔法をかけました。

そして、城じゅうをいばらで覆い、誰も入れないようにしました。

たった一人、運命の王子様を除いては…

F64「姫様を守れなかったお詫びに、私たちも呪いを受けよう。いつか運命のお方が現れるまで…」

3人の魔法使いは、自分達にも呪いをかけ、お姫様を目覚めさせることのできる若者が現れるまで眠りにつきました。

そして、その国は荒れ果て、民の寄り付かない寂しい国となりました。

しかし、覚めぬ眠りなどありません。

100年の時を経て、ある国の王子が立ち上がりました。

彼の名は翔平と言い、とても賢く、強く、勇気のある若者でした。

彼もまた、いばらで覆われた城にたどり着けないと思われました。

しかし、目を覚ました魔法使いが、彼に一本の剣を授けました。

彼はその剣でいばらを斬り、勇人のいる王の間にたどり着きました。

そして、勇人は兎のような姿の化け物に変身し、決闘が始まりました。