公子の妹【原神】

5話 ページ6

パイモン「よかったな、A！

親しい仲の奴に感謝されるって、嬉しいことじゃないか？」

少し静かになったとき、パイモンちゃんがそう私に声をかけた

『！うん、そうだね、パイモンちゃんもありがとう』

パイモン「オイラたちはAを助けようとして、そんなこと必要なかっただけだから…

結局、何もしてないぞ…」

パイモンちゃんは、先程と違いしゅんとした表情で、落ち込んでしまう

妹のようなパイモンちゃんが可愛くて、頬がゆるゆるになる

『そんなことないよ！助けようとしてくれてたこと、すっごく嬉しかったもの！

空くんもありがとね！』

そう言うと、パイモンちゃんは、えへへ、と可愛らしい笑みを浮かべていた

友達が増えて嬉しいなぁ…パイモンちゃん可愛いし！

そんなときだ

タルタリヤ「うん？助けようと…？」

話が終わったのであろう兄が、私を後ろから抱きしめるようにしていた

『あ、うん、なんでも無いよ！！！』

そう言ったものの、

お兄ちゃんは私の口を手で塞ぎ、空くんの方へ視線を向けた


タルタリヤ「で？何が合ったの？」

ワントーン低くなった声でお兄ちゃんは空くんに声をかける

もう、この時点でコチラの心臓ばバクバクだ


空「あぁ…さっきAちゃんが変なおじさん？たちに絡まれてたから助けようと思ってたんだ

でも、Aちゃん一人で対処できてたし…」

『んー！！！！(それ言わないで！！)』

少し私の口を抑える手に力がこもる

うわぁ…と思いつつ、お兄ちゃんのお顔を覗く

タルタリヤ「…へ〜？それ、俺に言わなかったってことだよねぇ、A

可愛い妹に説教はしないけど……璃月に居る間、1人にはさせられないみたいだね？」

あ、ダメだこれ……めっっっっちゃ怒ってる………

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