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言い訳を並べる子供のようにつらつらと喋る私。反応がなくて不安になる…。俯いていた顔をゆっくり上げて隣を見ると、不死川さんは片手で口元を覆ったまま、顔を赤く染めていた。



「………見んな」

「え?」

「あっち向けェ!」

「へっ?!は、はいっ……これで、いいですか?」



不死川さんに背中を向ける。「もういいって言うまでそうしてろォ」と言われ、なんだかよく分からないまま私はそっぽを向いていた。



30秒ほどして「いいぞ」と言われ振り向くと、不死川さんはまた不機嫌な顔に戻っていて。



「悪かったよ…」

「………」

「一緒に居たのは宇髄だァ。俺とアンタが毎週甘味処で会ってることを知って、からかってきやがったんだ」

「宇髄、さん……音柱の方…」

「あァ。あまりにしつけェから…早く話題を変えたくてあんな風に言った」



一言一言すべて聞き逃さないように、不死川さんの目をじっと見てその言葉に耳を傾ける。



「好きじゃねぇ、も、罪滅ぼし、も、どっちも嘘だ」

「………」

「どっちも、思ってねェ」



胸の中にあった黒い靄が一気に晴れて無くなった。「好きじゃない」も「罪滅ぼし」も、嘘だったんだ…よかった……………




……………ん?




「好きじゃない、が嘘、ですか……?」

「あ?」

「好き、ってことですか?」

「ハァ?!」



少しずつまた不死川さんの顔が赤みを帯びていって、なぜかそれが私まで伝染した。
自分で何を言っているんだ、と我にかえり恥ずかしくなって体温がぐっと上がる。



「……いいからとっととソレ食ってろォ」

「…はい、すみません…」



再び餡蜜を食べ始める。美味しい美味しいと感動していると、不死川さんはくくくっと笑い、その久しぶりの笑顔を見て目頭が熱くなった。


.

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もみじ(プロフ) - 覚悟を決めし者さん» 決めしちゃんありがとう!(;;)私はここではお話投稿しなくなるけど、相変わらず決めしちゃんのファンだし、これからも決めしちゃんのお話を読者として楽しみにしてるね^^才能に溢れた決めしちゃんが大好きでした!ビッグラヴ!!!! (2021年3月27日 19時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
覚悟を決めし者(プロフ) - 短い間だったけれど、仲良くしてくれてありがとう……!もみじちゃんと出会えてよかったです!!連投ごめん!!!!ビッグラヴ!!!!! (2021年3月26日 22時) (レス) id: 37c69db3c0 (このIDを非表示/違反報告)
覚悟を決めし者(プロフ) - もみじちゃん……!!コメントが遅れて申し訳ない( ; ; )完結おめでとう!!!恋愛に鈍くて初心な不死川さんらしさが溢れた素敵な作品でした……!!もみじちゃんが占ツク卒業しちゃうの死ぬほど寂しいけど、ずっと応援してるからね!! (2021年3月26日 22時) (レス) id: 37c69db3c0 (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 蓮さん» 蓮ちゃんありがとうっ!もう蓮ちゃんに言いたいのは……ただただ大好き!!!!それだけ!!!!これからは蓮ファンクラブ代表として読み手にまわるね^^本当にありがとな!!! (2021年3月25日 16時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - 古猫丸さん» わっ…まさか古猫丸様からコメントをいただけると思っておらず震えておりますっ。私には勿体ないお褒めのお言葉…本当に嬉しいです。ありがとうございます(;;)私、古猫丸様の書く煉獄さんがすっごく大好きなのでこれからも読みにいかせていただきますね^^ (2021年3月25日 16時) (レス) id: a7517d1b2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もみじ | 作成日時:2021年3月1日 19時

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