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ーmaruー
今、亮ちゃんが常連さんの所にコーヒー届けに行ってくれてるんやけど
なんやろ
亮ちゃんは嫌がると思うねんけど
ごめんな
めっちゃかわいいねん♪
「…」
「…」
コーヒーを机に置いた後、見つめあう2人
亮ちゃんはチラチラこっちに助けを求める視線を送ってきて
常連さんは真っ直ぐに亮ちゃんを見つめてはる。
んー、睨みつけてるの方が正しいんかな?
「…」
「…なんやねん。」
実は亮ちゃんに1個ミッションをプレゼントさせてもらってん
そのミッションていうのは…
「…す」
「…だから、なんやねん」
「…すんません」
あだー
やっぱりあかんかったかぁ
「ちょ、マルあんなん無理やって」
そそくさと戻ってきた亮ちゃんの第一声
「常連さんやし仲良くなってほしかってん」
「せやけど、いきなりすばるくん呼びはないやろ」
そうなんです〜
常連さんのすばるの名前を呼んで仲良くなってきてやぁ〜っていうミッションやったんです〜
「まぁまぁ、まだチャンスはあるんやし」
「絶対やらへんからな!」
僕にはこんなにギャンギャン吠えはるのに、ホンマは人見知りさんやねんなぁ
新しい亮ちゃんの一面発見や
「お前まじその顔キショいで」
「もうっ!そんなこと言うとらんと、はよこれ届けてきて!」
「マルが行けばええやんけ」
「僕はまだ準備あるから!はい!」
「なんやねんもう…」なんていいながら、渋々とすばるくんの方へサンドイッチ届けに行ってくれる亮ちゃん。
さぁ、今度は言えるやろか
なんや、初めてのおつかいみたいやな♪
あ、そんな睨まんといて
亮ちゃんこわいわぁ〜♪
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作者名:時音 | 作成日時:2021年11月3日 10時