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「チャリなん?」
「恥ずかしいんやけど、僕ペーパーやねん」
送ってこか?なんて涼しい顔で言うから
車かバイクなんかと思ったら
まさかのママチャリ
「後ろ乗って」
まぁ、歩くんめんどいし、乗りますけど
「大丈夫?」
この急な上り坂を2人乗りて
「降りよか?」
じめっとしたこの季節
まだ中盤に差し掛かって間もないのに
汗ダラダラ垂れてる頭をふる
「そんなこと、させられへん」
いやいや、それなら俺の方がバイトの立場で店長にこんなことさせられへんわ
「りょ、りょうちゃん…!」
「ん?なにぃ?」
「ちょっと、そこの、公園で、休憩、しても、ええかな…?はっ…はぁ…」
もう死にそうやんw
「あかんって言うたら〜?」
「えぇ!?えぇ…が、がんばりますぅ…」
「うそやうそw ほら、そこまで押したげるから」
「うぅ…亮ちゃんありがと〜」
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作者名:時音 | 作成日時:2021年11月3日 10時