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Candy Addiction 〜赤・黄〜 ページ4

ーokuraー


「うわっ最悪や…」


「どうしたん?」


「アメちゃん噛んでしもうた」



棒付きのあめをいつも口の中で転がしている亮ちゃん



さっきこれが最後の1個やから大切に育てるって言うてたんに



「スティック菓子で我慢しーや」


「こんなんすぐ終わってまうやん…」


しぶしぶ口ん中に運ぶ様子がなんやうさぎみたいやなぁ


絶対本人には言わへんけどw


「あかん。耐えられへん。俺やっぱアメちゃん買うてくるわ」


「あかんあかん!もう授業始まるって」



一瞬にしてスティック菓子平らげてもうた亮ちゃんを椅子になんとか座らせる



「どうしたん〜?これあげるから落ち着きや〜」



ちょうど委員の仕事を終えて教室に帰ってきたヤスが
ほいって手渡したんは



「お!アメちゃんや!さすが章ちゃん!」


ソーダ味の棒付きキャンディー


ナイスタイミング!



高校からの俺の違って、中学から一緒のヤスは亮ちゃんの扱いが美味いし、常にアメちゃん持っててくれてる



「そういえば、」



「ん?」



口ん中でコロコロアメちゃん回しながら顔だけこっちに向ける亮ちゃん



「亮ちゃんいつからアメちゃん舐めてるん?」


「俺ら会った時にはもう舐めてたやんな?」


「あ〜」

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作者名:時音 | 作成日時:2021年10月9日 0時

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