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「なんでって、そんなん決まってるじゃないですか。
僕はまだ捕まれないと思ったんです。マルちゃんを守らなければいけないので。
僕以外の男がマルちゃんに近付くなんて、ましてやマルちゃんの身体に触るなんて、許されません」
「まぁ、渋谷先生喜んでたし、マルちゃんも志望校に無事合格したし、万々歳やったね」
「君も同じ大学に進んで」
「そうなんです!憧れのキャンパスライフ!幸せでした!」
「なら、なんで今回の事件を起こした」
「そんなん亮ちゃんがマルちゃんにくっつくからに決まってるやないですか〜」
「はぁ…そうやったな…」
「はい!亮ちゃんったら、女の子の前ではクールっぽく振舞ってるくせに、マルちゃんの前では甘えたな子犬亮ちゃんになるんですよ?信じられます?
亮ちゃん小2で転校してそっから久しぶりの再開で、幼なじみやし、一応我慢したんですよ?2年も耐えた。
けど、あまりにしつこいから、一緒にビールのも言うて、亮ちゃんって負けず嫌いなんで、大量に飲ませるのは簡単でしたね!」
「一緒に薬も入れて」
「はい!ビールだけで死ぬか心配でしたし、亮ちゃん警戒心強いからベロベロにせんかったら薬飲んでくれへんなぁ〜って思って、どっちでもいいからどっちもやっちゃえ!って思ったんです!」
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作者名:時音 | 作成日時:2021年10月9日 0時