to you (ページ36)

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ーryoー

久しぶりにみた大倉の俺に対する笑顔に少し焦った。

昨日のあの言葉がホンマに俺に向けられたものかもなんていう考えさえ浮かんで来る。

居心地が悪くてとにかく早く立ち去りたくて口を出た言葉

｢お前俺のこと嫌いやろ｣
｢じゃあな。もう帰るわ｣

玄関へ向かおうと荷物をまとめて立った瞬間、腕を引かれ景色がぐるんと回った

気付いた時にはすでにベッドの上で

目の前に大倉の顔があった

｢なんでそんなこと言うん｣

涙目になって俺をみつめてくる

｢え、｣

状況が掴めず焦っていると

腰あたりに違和感を感じた

｢おい！コラ！お前なにしてんねん！｣

｢俺が亮ちゃんのことどう思ってるかわからせたる｣

俺の腕を掴んだまま、器用にカチャカチャとベルトを外し、そのまま一気に脱がされた

｢お前ふざけんな！｣

身体を捩って抵抗するも、デカい体が完全に覆いかぶさっていて逃げられず、されるがまま

俺は大倉を受け止めた

｢ありえへん……｣

｢亮ちゃん…俺の気持ちわかってくれた…？｣

もう反論する気力もなく俺はそのままベッドの上で力尽きた