[オリジナル]死神に恋をした

episode 30 ページ32

Aside


『ユウ。誕生日おめでとう』


やっと言えた!!この日をどんなに待ちわびたか...


案の定ユウびっくりしてるし笑


ユウ「はっ?今日が俺の誕生日?」


先輩「おいおい...ユウ自分の誕生日くらい覚えておけよ...」


悠里「だよね先輩!! 」


ユウ「おい、待て。俺らに誕生日なんてもんはあるのか?」


悠里「まさか先輩...?^^」


先輩「だ、だって普段なら祝わないし〜...」



『私が小さい頃お母さんが話してくれた物語があるの。その物語の主人公は死神だった。死神はずっと1人だった。生まれた時からずっとね。理由はお母さん達が居なくなったから...だから死神はずっと1人で生きてきた。そんなある日死神は初めて自分に話しかけてくれる死神に会ったの。その死神の名は"ユウ"』


悠里「これってさぁユウの小さい頃の話みたいだよね〜」


先輩「話しかけた奴の名前は違うけどな笑」


ユウ「待て。その話と俺の誕生日何か関係あるのか?」


先輩「悠里は死神になった日が誕生日だ。そして俺はヒロに会った日を誕生日にした。新しい俺に生まれ変わった時だったからな。Aちゃん続きを」


『死神は自分の誕生日すら知らなかった。するとユウはお前の誕生日は俺らが出会った日だと言いました。めちゃくちゃでしょう?笑』


ユウ「あぁ。めちゃくちゃすぎる。」


先輩「はい!!今日は何日だ? 」


悠里「3月09日!!」


先輩「正解♪それはユウとヒロが出会った日♪そしてユウの誕生日」


悠里「イェーイ!!ユウは初耳だろうけどね」


ユウ「聞いてねーぞ?そんなこと。」


悠里先輩「だって、聞かれなかったから♪」


ユウ「はぁ!?まぁいいとしてここの丘をどうして知ってるんだ? 」


先輩「ここの丘はAちゃんが教えてくれたんだよ。｣


悠里「ユウ?祝ってもらったら何て言うんだっけ?^^」


ユウ「あ、ありがとう...」


全員「改めてユウ誕生日おめでとう!!」

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