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「もーいつまで悩んでんよ!さっさと決めなさいよ!!」
「園子ったら自分で着いていくって言ったじゃない。」
「ご、ごめん園子ちゃん…どうしても決まらなくて」
「というか電気屋とかキッチングッズみてる当たりでアウトよ!アウト!!」
「やっぱり日用品かなって」
「JKから炊飯器貰っても嬉しくないわ!!」
「でも正直安室さんはなんでも喜びそうだよね…」
「うんそうな……待って私一言も安室さんにあげるって言ってない。」
「何言ってんのバレバレよ!」
「朝から挙動不審だったしね」
「…」
「Aがあげたいって思うものがいいと思うよ」
「蘭ちゃん…」
「いっそプレゼントはわ、た、し♡にしたら!?」
「園子ちゃん???」
「いいじゃない!きっと安室さん1番喜ぶと思うわ!」
「なんで乗るんだ蘭ちゃん」
「じゃあもうちゃっちゃと決めなさいよ。お腹すいたわあそこでパフェ食べましょうよ」
「さては飽きたんでしょ園子ちゃん!!自分で着いてきたのに!!」
…いらんこと思い出してしまった。
結局あれから雑貨屋であのキーホルダーを見つけて、あまり深くは考えないようにしていたけど
なんか足りないよな…と思う。
嬉しそうにキーホルダーを見てる安室さんに、ムズムズしながら複雑な心境だった。
だからといってプレゼントはわ、た、し♡は…
…いや、もう腹を括るしかないか。
「実は…もう1つありまして」
「え!?ほんとですか!?
にしては顔が険しいですけど!?」
「……ひとつだけ、」
「ひとつだけ、なんでも言うこと聞きます!!」
「……え」
「掃除洗濯荷物持ちなんでもします!私を雑用係だと思ってなんでもご命令ください!!!」
そう叫んで頭を下げる。
園子ちゃん、蘭ちゃん…
プレゼントはわ、た、し♡ってこういう事だよね!!?(※違います)
突然のことに安室さんは戸惑いながら
「……ちょ、ちょっと情報を整理させてください」
「はい」
「Aさんが僕の願いをなんでも聞いてくれると…?」
「一つだけです」
「なんでも?」
「…法的範囲内ではです」
なんでも?がなんか怖くて付け足した。
ま、まさかこんな食いつくとは思わなかったんだなぁ…
「…ハッ!もしかしてドッキリですか」
「違います。ガチです
種も仕掛けもございません」
「もしかしてAさんの皮を被った…」
「どんだけ疑ってるんですか!!」
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理那(プロフ) - あぁ!そういうことでしたか!私よく絵を描くので知ってて!実際あんま覚えてなかったのでよかったです! (2020年5月22日 0時) (レス) id: db0db57d74 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴみ(プロフ) - 理那さん» ご指摘ありがとうございます!!すみません、自分単行本派なので赤井さんの目の色すっかり勘違いしてました(号泣)訂正したのでまたよろしくお願いします! (2020年5月21日 23時) (レス) id: bf70a421f2 (このIDを非表示/違反報告)
理那(プロフ) - 赤井さんって目は黒じゃなくて緑色、だった気がする?いやすみません間違ってたら!無理のない程度に頑張って下さい! (2020年5月21日 21時) (レス) id: db0db57d74 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ好きです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年5月6日 3時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
腐夢(プロフ) - 初めまして!番外編も本編もとても面白くてにやけながら読みました!読みやすいし感情移入しやすいのでとても読んでいて楽しかったです。素敵な作品をありがとうございます┏○))ペコリ (2020年4月29日 23時) (レス) id: 93d427ce7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピピミ | 作成日時:2018年7月6日 14時