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出たん?

A仮にも女だぞ。


男女の境目もないような会話に思わず笑う。
ほら、やっぱり私達は友達なんだよ。


A保健室で寝てくる


教室に戻ろうかと思ったが、あんなでっかい声で「うんこ」と言ってしまったことを後悔。ちょっと戻りづらい。

保健室で少し横になってから戻ろう。うん。1時間目数学だし。

仮病だけど保健室の先生鈍いから分からんべ。







____






先生「薬飲むか?」

「大丈夫です、横になれば治るんで!」



先生は「そう?治まったら教室戻るんやで」と言い席を外す。
先生チョロいよ。これだからサボりの子増えるんだよ〜(人のこと言えないけど)



生理痛ということで通した。
先生は職員室に行かなきゃいけないからと保健室を出て行ったので1人。

折角だし少し寝よう。







…と、思った矢先







ガラッ



侑「失礼しまーす」








え、侑?







侑「…あれ、先生居らんやん」





ドクン…



ドクン…





なんで。

何でこんなにドキドキしてるの。






カーテンに侑のシルエットが見える


侑「A、そこに居るん?」


「…!」




ど、どうしよう。

今まともに話せない!




侑「…寝てんのか?」


侑「開けんで」

「(いや返事してないのに開けるなよ!!)」






シャッ






侑「…何や寝とるんか」

「(うわあああ)」



何故寝たフリをしているのか、自分でもわからない。
普通に話せばいいのに


普通に、







ギシ、とベッドの軋む音が聞こえた

私の足元に、侑が座ってる







ドキドキと心臓がうるさくて
しんとした保健室に響いてるんじゃないかと、冷や汗が出る




最早後戻りはできない。
狸寝入りを突き通すしかなくなった。







侑「そんなわけ、ないよな」








…え、何?








またベッドの軋む音が聞こえる。
侑が立ち上がった。


そして、静かにカーテンを閉め、遠くでドアの開ける音と閉める音が聞こえた。




薄目を開けて確認すると、侑の姿はもう無い。






「…さっきの、何だったんだろう」







心臓はまだ煩い。
侑の香りだけでこんなにも顔が熱い。





もうだめだ。認めるしか無い。









私は侑が好きだ。









友達としてではなくて。

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おしゃけ - 神ですか?最高です!腹筋バッキバキです! (2020年8月23日 16時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
- 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい! (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うにさん» ありがとうございます!!楽しんでもらえて嬉しいです!(´∀`*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ^∀^)更新楽しみにしてます〜! (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです!笑 私も書いててあそこ好きでした!笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月5日 9時

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