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私の可愛いキティちゃんのポケットティッシュが笹本さんの涙を受け止める

人気のない廊下にポツリと2人。

ちょっと気まずい。



「…大丈夫?」

笹本「…っ、はい、」



やっと話せるようになったのは次の時間の授業が始まった後で。
どっちにしろこの状況で教室には行けないだろうからサボりというものに少し付き合ってあげることにした。



お前何しとるん?授業始まってんで



侑からのLINEを未読無視し、彼女に向き合う。
ごめんね侑。



「まず、ごめん。一つ嘘ついた」


「私、角名と付き合ってない」



笹本「…え?」

「あれ、フェイクなの」

笹本「どうゆうことですか」
 


何言ってるのこの人?みたいな目で私の事を見る彼女。


「私は侑と友達で居る為に角名と付き合ってるフリをしてる」


笹本「…はい」


「侑は面白いし、友達としてすっごくいい奴なの。笹本さんにはキラキラして見えるかもしれないけど、あいつはアイドルじゃないわけよ。普通に交友関係があるのはわかるでしょ?」


笹本「はい…」


「侑と仲良くしてるだけでファンの人や侑や治くんを好きな人にあーでもないこーでもない言われてたら疲れるじゃん。笹本さんも仲の良い男友達が居て、仲良くしてるだけで悪口を言われたらどう思う?」


笹本「…それは、嫌ですけど…」


「そして、それを自分の友達がされてるって知ったら悲しい気持ちになると思うんだよね」


笹本「…」


「侑はさ、私の事を友達以上恋人未満って言ってたんだったら。きっと侑と友達なだけでこんな事を言われてるって知った時、自分を責めると思うんだよ」


笹本「す、」


「だから、もうこんなことは『すいませんでした…っ…!!』



笹本「私…ほんまに本気で宮先輩のことが好きで…。本当は友達にもやめやって言われとったんですけど、どうしても夢乃さんにムカついてしもて、こんな八つ当たりみたいな事…っ」



驚いた。
てっきり逆ギレされるもんだと思ってた。



「いや、分かってくれたらいいんだよ。それより顔上げて…?」



私がそう言うと、ゆっくり顔を上げる彼女。

残り一つのキティティッシュを彼女の手に握らせた



「可愛い顔して鼻水たらすんじゃない。ほら拭いて」

笹本「す、ずびばぜ…」


そろそろ戻らないとヤバイなと思い、立ち上がり戻ろうとすると、腕を掴まれる。

まだ何かあんのか、と振り向くと




笹本「何で…っ何でそないにカッコいいんですか〜」と泣かれた

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おしゃけ - 神ですか?最高です!腹筋バッキバキです! (2020年8月23日 16時) (レス) id: 926e830632 (このIDを非表示/違反報告)
- 桜蛇食堂のパスワードを教えて下さい! (2020年6月15日 19時) (レス) id: 54f556372b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - うにさん» ありがとうございます!!楽しんでもらえて嬉しいです!(´∀`*) (2020年6月13日 14時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)
うに(プロフ) - ストーリーはもちろん、会話のノリが面白すぎて大好きです( ^∀^)更新楽しみにしてます〜! (2020年6月13日 14時) (レス) id: ce4cd01202 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - あゆさん» 嬉しいです!笑 私も書いててあそこ好きでした!笑 (2020年6月12日 9時) (レス) id: c52cbf5314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月5日 9時

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