【HQ】友達↑恋人↓【宮侑】

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角名の彼女設定を存続するに当たって良いことがあった。


『角名くんのカノジョやから侑くんとも仲ええんやな』


私と侑を見ても、その台詞で全て片付くのだ。


『校庭で恋人繋ぎ…！ええなぁ青春で』


まぁこれは我慢しよう。仕方ない。
とりあえず敵視されなければいいのだ。






…ただ一つ困ったことは、





モブ「夢乃さん〜！あたしも侑くんと仲良ぉなりたいんやけど！」

モブ「一緒に日程組んで出かけたりできひん！？ほら、角名くんとか治くんとか入れて！」

モブ「治くんは何おにぎりが好きなんやろか…なぁ夢乃さん聞いてくれへん？」





こうゆう輩が増えたことだ。





「侑意外と話しやすいよ〜」

「お出かけねぇ、部活で忙しいんじゃないかなぁ」

「治くんは何でも食べると思うよ〜」




めんどくせぇ！！！！




休み時間、私の机の周りは女子でいっぱいになった。
何故か別クラスの女子もいるし。
休み時間が終わると私はクタクタだ。休み時間とは。


机に項垂れる私を見て侑が笑う


侑「大変やなぁ」

「あんたらのお陰でなァ！！」




最初は我慢できた。
軽くあしらっておけばいいかなって。
だが、その考えは浅はかだった。








純うんこ?

A違うよ!女子に追われてるんだよ!






相談やお願いが積もり積もって、女子達は私に休む暇を与えてはくれなかったのだ。

なので、今はトイレに逃げ込み中。





純大変やなぁ。あたしが言うてあげよか?

Aや、純ちゃんを巻き込むわけにはいかない。あとファン怖いからやめた方いい。

純んー、せやけど無理せんでな?

Aありがと!

純うわ、今も来よった。夢乃さん居る〜?って。あれ4組の子やな






「…はぁ。」



いつまでこの生活が続くんだろうか。





侑うんこか?

A純ちゃんと同じこと言うなよ





昼も食べずにトイレ(ここ)に来てるからお腹すいた…昼休み終了まであと十分。
購買、走れば間に合うな…。


ｸﾞｩｩｳｳｳ


鳴り止まぬ腹。

Aスは走った。廊下を走って先生に怒られるリスクを背負って。

誰にも気付かれず走るのよ。
捕まったらお昼ご飯はお預け。

購買が見えた
おにぎりは残り一個。



「おばさんこれくだ_____」

治「これください！」

おばさん「まいどあり」

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