どうしてるかな… ページ44
「それじゃあ、私と撮影を別々にしたのはそういう理由だったんですか？」
思わず私がそう訊くと、ジヒョンさんは首を横に振って、そういうことではないですと言って下を向いてしまった。
代わりに答えたのは先生だった。
「恐れ多くてツーショットなんて無理だって言い出したんだよ」
「え？恐れ多いって、何ですか、それ…」
「その言葉の意味のとおりです。初めてお会いした時から、Aさんは僕の憧れの人ですから」
「… お世辞でも嬉しいです」
相変わらずジヒョンさんは恥ずかしげに視線を落としていたけれど、とても嬉しそうに見えた。
そんな彼の姿を見ていて、なぜかジェジュンを思い出した。
ふたりは別に似ているわけでもない。
音楽で生きている人だというところは同じだけれど。
ジェジュン、どうしてるかな…
私の意識がふっ…とジェジュンへと飛んでいきそうになる。
先生の声で、我に返った。
「いやあ、ほんとにいいジャケット写真になったよ。発売されてこの手でアルバムを手にする日が待ち遠しい。ジヒョン君は作曲とか録音とかいろいろ苦労しただろうし。アルバムっていうのは、全員の頑張りの成果だよね」
「同感です、先生。僕よりたぶん、スタッフさんたちの方が苦労してるんじゃないかな」
私たちは時間を忘れておしゃべりに興じた。
いつのまにか、如月がお茶の用意をしてくれていて、そろそろティータイムにしましょうかと言いに来た。
私たちは仕事部屋の低いテーブルで紅茶とスコーンをいただいた。
「これ美味しいですね。どこのお店のですか？」
ジヒョンさんがそう訊いたので、私は思わず笑ってしまった。
ジェジュンと同じこと訊いてる。
もっとも、今日のスコーンは如月のお手製だけど。
「如月の手作りなんですよ」
「え？そうなんですか？如月さんはスイーツも作るんですね。すごいなあ。じゃあ、お酒の肴も得意でしょうね」
「もちろん。ジヒョンさん、もう召し上がったことがありますよ」
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桃子(プロフ) - alexisさん» ようやくPart37が埋まりました。このパートはあんまり面白くなかったかも。ごめんなさいです〜 私も全く美容院に行けていません。伸び放題です。爪はいつもはセルフでジェルを塗るのですが、それもサボり中。終息したらライブ活動が始まるので、今から準備しないと… (2020年5月19日 9時) (
レス) id: aa2de11bb4 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 桃子さん» 美容室に行くことはリフレッシュになるし気持ちがいいですよねー このコロナで予約出来なくて…ちょとボサボサ伸び伸び髪ですが自分で前髪カットしてます。早く美容室に行きたーい！さて？ヒロインはー？？ いま[男子ごはん]観てるんですが、如月氏はキャンプもイケそう (2020年5月17日 11時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - alexisさん» たぶんスコーン以外も作れると思うので今度違うお菓子を登場させます(^^) いつもは第５０話で「作者より」を書くのですが、今回はストーリーにする予定です。言い訳とか愚痴とかばかり書きそうな気がするので(笑) (2020年5月15日 8時) (レス) id: aa2de11bb4 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 桃子さん» えぇ、合唱団の声楽の先生のお言葉です。如月氏のスコーン♪食べたいですぅ〜この前、おからのスコーンを久しぶりに焼いたら…ポロッポロでクリーム無しで食べて口の中の水分、持っていかれましたw (2020年5月13日 19時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
桃子(プロフ) - alexisさん» 低音と高音のこと、よく御存知でしたね！その通りなんです。なので自主練して少しでも高い音が出るようになりたいと思ってます。もうキャラを増やすのはやめようと思いつつ、つい登場させてしまいます。どんな人なんでしょうね？（笑） (2020年5月12日 8時) (レス) id: aa2de11bb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃子
| 作成日時：2019年6月30日 13時
