検索窓
今日:41 hit、昨日:33 hit、合計:65,100 hit

49:ちょっとは探偵らしさを ページ10

蘭「わあ、きれーい!」

その輝きに蘭が思わず声を上げ、

園「この青い色が何とも言えないわね」

園子もガラスケースに顔を近づけた。

「これが今回の予告された宝石ね(成程防弾、それも金属ガラスか…これを割るのは面倒だな)」

希穂も宝石を見るふりをしてケース付近の観察をしていた


光「金色の粒々が光ってますよ」


歩「お星さまみたい!」



光彦と歩美が目を輝かせながらラピスラズリの中に散りばめられた金色の斑点を見つめていると、次郎吉がたずねた。

次「その金色の粒のうちで一番大きいもの……何かに似ておらんか?」



光「一番大きい粒ですか……?」



光彦、元太、歩美があらためてラピスラズリの金色の粒を眺めた。



すると、歩美が「あ!」と声をあげた。



歩「女の人の顔に見える!」



ラピスラズリの中央やや上に位置するその金色の大きな粒は、よく見ると女性の横顔らしき形をしていた。



次「そのとおり!それがレディー・スカイという名の由来じゃ。



「古代ローマの博物学者プラニウスは、この石を『星のきらめく天空の破片』と表現したの。まさにこのスカイデッキに飾るにふさわしいお宝ってわけね」



次郎吉の説明の途中で希穂が補足をする。



次「流石は平成のクリスティと呼ばれるだけあっておぬしも博識じゃのお!」



「いいえ、そんなことありませんよ」



と言って笑うが本心ではそんな理由でここに飾るか…と思っていた



その背後から中森がフンと鼻を鳴らした。



銀「そんなお宝を何であんな何の変哲もないガラスケースに入れて展示するんだ」



次郎吉「ほお……警部にはあの機関銃の頭をも跳ね返す防弾ガラスと、わしのこの指紋と暗証番号が一致しないかぎり開かない鉄壁の装置がわからんか?」



銀「フン。そんなもん、何の役にも立ちやしねえよ。現にあの細菌が盗まれた研究所だって……」


「まあまあ。そう怒らないでください銀三さん。」


銀「おお!希穂ちゃんも来てたのか!」


「ええ、誘われましてね。」



次郎吉と中森が言い合いに希穂が入り止めている間に、小五郎がガラスケースに近づいた。

50:引っかかりすぎでしょう→←48:こんなところに飾るとか、盗んでほしいの?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
82人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

極・吹雪姫 - がんばれ、、、です (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
いえーーー - 夢主と快斗でポッキーゲーム!あ、でも夢主ポッキーゲーム知ってるかな? (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 道化師ロキさん» ありがとうございます!続編もう少しで出すのでよろしくお願いします! (2017年8月24日 11時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - とっても面白いです!応援しています!頑張ってください!! (2017年8月24日 10時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 藤堂ナオミさん» 沢山コメントありがとうございます!頑張ります!! (2017年8月17日 20時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木城 時雨 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年6月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。