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79:二人の相棒が消えた ページ40

書き方ちょっと?変わります



コ「宝石を返せ!!怪盗キッド!!」


キ「ははっ、そんな簡単に返すかよ名探偵」




夜の月を背負い、屋上に立つ彼は、そう言って不敵に笑う。


しかし、ふっと微笑むとその手の宝石をコナンに投げ渡した。



キ「ま、俺が欲しかったのじゃないみてぇだし。

今日のところは返してやるよ」


コ「‥‥そうかよ」


キ「てな訳で俺帰るわ」


コ「おー‥‥って、は!?

何言ってんだキッド!!帰すわけねぇだろ!!」




そう言って時計型麻酔銃を構えるコナンに、キッドは怖い怖いと笑って。



____しかし急に麻酔銃を下ろすと真面目な顔で聞いた。



コ「お前の相棒、どこ行ったんだ?」


キ「やっぱり名探偵も知らなかったか」


コ「どういう意味だよ。‥‥まぁそれはともかく。


最近、あいつ同様消えたやつがいてな。


何か手掛かりになるんじゃねぇかと思ってたが。



‥‥どこに、消えた?」





キッドは、ただ黙っていた。

その苦しそうな表情で、何も知らないことが分かる。

それでも、名探偵のいう”あいつ”という人物が誰なのかもわかっていた



コナンは苦笑すると、悪いな、と笑った。




コ「お前にとってのカルーアみてぇに俺にとってあいつは頼りになるやつだったけど


どうせまたひょっこり出てくると思うからよ




‥‥だからそんな顔してんなよ」






そう言うと、コナンは今回だけだがよとビルから立ち去っていこうとした。


ドアを開くところで振り返り、まだキッドがうつむいているのを見てため息をつく。






コ「‥‥たく、随分と絆されてんじゃねーか。キッドのやつ」





でも、それも分からなくはないのだ。


キッドにあんな顔をさせるほど、彼女の存在は大きかったのだから。


俺にとってクリスティの存在が大きかったように




コ「‥‥早めに戻ってこねーと、お前の仕事、俺が貰うぞ?」



そうぼやいてみて、自分にギャンギャン騒ぎ立てる希穂を想像した。


そしてあの日のいつも呑気にしている目が焦りに変わるのを思い浮かべて____吹き出した。





コ「ふ、楽しみかもな!」




また、お前と会える日に、そんなことを話してみようか。

80:全幅の信頼を置いていた人→←78:嘘つき



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極・吹雪姫 - がんばれ、、、です (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
いえーーー - 夢主と快斗でポッキーゲーム!あ、でも夢主ポッキーゲーム知ってるかな? (2019年5月1日 15時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 道化師ロキさん» ありがとうございます!続編もう少しで出すのでよろしくお願いします! (2017年8月24日 11時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)
道化師ロキ - とっても面白いです!応援しています!頑張ってください!! (2017年8月24日 10時) (レス) id: 091673db49 (このIDを非表示/違反報告)
木城時雨(プロフ) - 藤堂ナオミさん» 沢山コメントありがとうございます!頑張ります!! (2017年8月17日 20時) (レス) id: f8eb10b8b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木城 時雨 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年6月9日 21時

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