第150話 悪戯 ページ6
「ええ〜、じゃあ俺はAさんのことヌナって呼んでもいいですか！？」
すると今度は前の席から声をかけられる。
「えっと……ミンギュくん、だよね？ 私は全然、『『ダメだ』』 …え？」
飛び込んできた二つの”ダメだ”は、Aの隣で向き合っているジフンとウォヌだ。
「なんでヒョンたちがダメっていうんですか！」
「なんとなく」
「同じく」
ウォヌもジフンも反対の姿勢だ。
「いやでも私、結構ヌナ呼び憧れてたりするんだけど……」
「は？」
出ました。既に本日二度目のジフン様の圧力。
「ほらヒョン！彼女の自由を遮る男はフラれますよ！ ねえ、ヌナ？」
しかしどうも、ミンギュにはこの圧力はあまり効果をなさないらしい。
「えっ？いや、別にフラれるとかフラれないとか……」
ジフンの視線がまたもやAに突き刺さる。
そんなどこか子犬みたいな目で見つめないで欲しい。
……見れば見るほど瞳の奥で困惑しているようなジフンに、酔いも回ってきたAのちょっとした加虐心が煽られてしまった。
「うん、そうね。ヌナって私も呼ばれたい！」
「……おまえ、今日の夜覚えてろよ。 『ヤハーーーー！ここ！！！！この瞬間！！！！！！』……てめえ、耳ぶっ潰れるだろーが！」
「えっ」
ジフンの言葉は、スマホでパフォーマンス動画をメンバーと鑑賞している隣のスニョンの声でかき消されたが、Aだけにははっきりきこえてしまった。
”今日の夜覚えてろよ”
そう、今日は何をかくそうジフンの誕生日。
ジフンの家に、泊まる日。
”俺の誕生日、Aが欲しい”
そんなジフンから言われた言葉を思い出し、一人急激に真っ赤になってしまったA。
「ヌナ、真っ赤ですけど。そんなにお酒弱いんですか？
てかヒョン！俺もその動画見たい！！」
ミンギュは既にスニョンの動画に虜のようだ。
「このプロジェクター使いな〜」
「あ、俺やります！ 」
ジョンハンが持ってきたプロジェクターに繋ぐべく、ミンギュはそのまま駆り出された。
噂の早朝ニュース番組の占い結果
写真を撮る彼女と話すといいことがあるかも！
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もちこ(プロフ) - ヨハンさん» 大好きな作品と言っていただけること本当になにより光栄です！沢山沢山本当にありがとうございました！(;_;) (2022年1月29日 18時) (
レス) id: 17a1fa0845 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - ヨハンさん» ヨハンさん……！！ヨハンさんから前回いただいた嬉しいコメント噛みしめながら元気をいただいたからこそ完結にいたることができました（TT）完結後もこうしてわざわざ感想をいただいて本当に嬉しいです；；； (2022年1月29日 18時) (レス) id: 17a1fa0845 (このIDを非表示/違反報告)
ヨハン(プロフ) - 久しぶりに占ツクに来たらだいすきな作品が更新されて、しかも完結まで辿り着いていて一気に読んでしまいました…！完結おめでとうございます！とっても大好きな作品です！ (2021年12月14日 15時) (レス) @page16 id: 4d64febedc (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - のあさん» 頭を抱えていたのですが、結果的に無事楽しんでいただけたようでなによりです本当に……！（TT）沢山沢山ありがとうございました♡；；； (2021年11月27日 23時) (レス) id: 17a1fa0845 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - のあさん» のあさ〜〜ん！！ねぎらいの言葉まで本当にありがとうございます；；；うああのあさんのお優しいお言葉、ひたすら脳内に刷り込まさせていただきました……長い作品を完結させることも初めてだったので、終わり方にはかなり (2021年11月27日 23時) (レス) id: 17a1fa0845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちこ | 作者ホームページ：https://twitter.com/koro_mowo
作成日時：2021年11月19日 19時
