family

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慌てて帰ると


会議室に組織の上層部が集まっていた


ソクジニヒョンは真ん中で険しい表情を浮かべている



入り口に立っていたジミニヒョンとテヒョンイヒョンのところに駆け寄る






JK「ヒョン・・・何があったんですか？」





深刻な表情をしたテヒョンイヒョンが口を開いた




TH「親父が・・・・・


先代ボスが何者かに殺された」








JK「・・・・・・・・・・は？」










その衝撃はすぐさま世界に広がった





親父が移動中に何者かの襲撃にあった


乗っていた車は大炎上


付き添いのメンバーも全員やられた





仲間内の揉め事か


他の組織にやられたかでは

意味が全く変わってくる




他の組織に襲撃された場合


それは宣戦布告として捉えられるからだ








JN「みんな急に集まってもらって悪いね」






ヒョンが口を開いた






「ボス・・・・・これは由々しき事態だ」





JN「分かってる。犯人に手がかりは？」







「防犯カメラには、犯人の姿は写っていなかった



ただ」







JN「・・・・・・ただ？」






「近くに、・・・・・蝶の模様が描かれているのを発見しました」






JM「・・・・・・は？」






室内に息を呑む音だけが聞こえる












JK「そんな・・・・・まさか」






それは絶対にあってはならないことだった






蝶はbutterflyの紋章




俺たち二翼は役50年もの間ソウルを守ってきた


ただ、協力してきたわけではない

いわば冷戦状態

そんな状態が50年も続いていた

常にガソリンが撒かれている状態


そんなところに火花が落ちたらどうなるか








馬鹿な俺でもそれくらいわかる











JN「・・・・・・これは、少し面倒なことになったね」




「ボス！！面倒どころではありません！！これは大問題です


何より親父が・・・・・・」







そう

ここにいるみんなは親父に育てられてきた




心から尊敬し、慕ってきた親父が殺された









ジミニヒョンもきつく拳を握っている



そんな様子を見て


俺も沸々と怒りが湧いてきた



何よりwingsをコケにされているような気がしてならなかった






ざわざわと会議室が騒がしくなる



そんな様子を見て

ソクジニヒョンは口元に人差し指を当てた




その瞬間全員が黙る






JN「まだあいつらがやったとは決まってない

明後日ユンギと話し合うことにするよ」

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