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オッパは何も話さなかったけど
それでも優しく抱きかかえて
医務室まで連れて行ってくれて
私が縫っているあいだも
横でちょこんと座っていて
医者は手が震えていた
10針ほど縫った
割と深くまで刺さっていたらしい
処置が終わった後は
また私を抱きかかえて私の部屋まで連れてってくれた
そして
ゆっくりと私をベッドの上に下ろす
『シーツ汚れちゃうね』
YG「そんなもん明日変えればいい
シャワー・・・は無理だな
タオル持ってくるわ」
・・・今なんと?
お、オッパが自らタオルを・・!?
『え!そんなことオッパにさせられないよ!
私が!・・・った』
慌てて立ちあがろうとしたせいで
足に負担がかかり、よろよろとベッドに倒れ込んだ
YG「馬鹿動くな。いいな?俺が帰ってくるまでに勝手に動いてたら殴るからな」
『えぇ・・』
殴られるのは嫌だ・・
仕方なく大人しく待っていることにした
今までオッパがこんな行動をとったことはなかった
面倒なことを嫌うオッパがまさか部屋まで連れて行ってくれて
タオルを取りに行くなんて
明日何かとんでもないことが起こるのだろうか
思わずブルっと身震いした
・
・
数分してから
ドアがガチャリと開く
ありがとうとお礼を言って
オッパからタオルを貰おうとする
が
彼は手を離してくれなかった
YG「拭いてやる。脱げ」
『・・・本気?』
YG「あ?」
____________________
『いてて』
YG「やっぱり
お前、ここも切れてるじゃねぇか
なんでさっき言わなかったんだよ」
ベッドの上で
向かい合って大人しく拭かれているわたし
彼が甲斐甲斐しく世話する様子を見れば
部下たちは発狂するんじゃないだろうか
『こんなのほっとけば治るよ』
YG「あのなぁ、お前、もっと自分を・・・・・・・いや
大事な商売道具だろうが。傷が残ったらどうすんだ」
『・・確かに。・・・・傷残ったらどうしよう
もう指名もらえなくなるかな』
そういうと
結構な力でデコピンされる
『いてっ』
YG「馬鹿。お前は傷なんてあってもなくても十分いい女だよ」
目を細めて
口角が上がる
お
お
『オッパが笑った!』
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てじゆ(プロフ) - ちゃろすっこさん» 楽しすぎます^o^大好きな作品です! (2022年8月18日 20時) (レス) id: c42e2fc63d (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 治安悪いバンタン大好きなので読んでて超楽しいです!!ユンギ推しなので尚楽しい (2022年8月10日 9時) (レス) @page20 id: 64c2a0470d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃろすっこ(プロフ) - てじゆさん» コメントありがとうございます。是非とも今後の展開をお楽しみに(ΦωΦ)フフフ… (2022年8月5日 13時) (レス) id: ba16a42c1e (このIDを非表示/違反報告)
てじゆ(プロフ) - 面白いです!更新待ってます♪まさか主人公がwingsの誰かと知り合いとかなのかなとかそれをユンギさんは知ってるのかなとか色々ワクワクしながら読んでいました♪ (2022年8月4日 23時) (レス) @page7 id: c42e2fc63d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃろすっこ | 作成日時:2022年7月30日 17時