family

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私は
スモークグレネードの先端にあるリングに指をかけ
栓を引き抜いた後中央へそれを投げた




シューっという音と共に
黙々と煙が室内を満たす





「なっ！？なんだ！！！」




私は影に隠しておいた
特殊マスクを顔につける

これは
煙の中でも
動いているものがオレンジに光って見えるという優れものだ

普通の人間じゃ手に入らないくらいレアなもの

・・・壊さないようにしよう




こうなれば
敵か味方かわからない



・・・・もう、味方なんてこの場に最初からいなかったのかもしれないけど





飛んでくる銃弾を避けながら

確実に敵の頭を狙って打った



))バンッ



)))バンバンッ






「くそッ！！！どうなってるんだ！・・ぐあぁッ」





相手の視界を遮ったおかげで


相手は２０人近くいたが
それほど手こずらなかった




残り4人




『しまった、やっぱり一個じゃ足りなかったか』




「お前！！やはり！・・・何者だ！！！」








誰かがドアを開けたらしく

少しずつ煙が消えていく





全員の視線が私に向いている



「殺されたくなかったら手を上げろ！！」

流石に4人同時に撃たれたら
私でも勝ち目がない



さぁ


どーしよっかな




そう考えていた時





))バンッ




「ッ！？」




外で銃声音が鳴った

・・・・誰だ？

ここを襲撃しているのは私だけのはず




でも助かった




一瞬全員の意識がそちらに向いた瞬間に
私は2発打って
2人が倒れていくのを横目で見ながら
1人に向かって走り出した


焦った男はこちらに向かって発砲してくる
私は左足に力をこめて地面を強く蹴り方向転換を行う


なぜが全てがスローモーションかのように遅く見えた




くるりともう1人の男の背後に回り込み
両肩を掴んだ後思い切りジャンプして男の肩に飛び乗る



右膝を内側に曲げて4の形をとるように
両足で男の首を締め上げた



ぐうと苦しむ声が聞こえる




その隙に
先ほどこちらに向かって発砲してきた男の頭を撃ち抜く





向こうで男はばたりと倒れた



あとはこいつが気絶するだけ


そう思ってたのに





「なめんッな！！」




)))グサッ





『・・・・っ！！』





こいつ！



ナイフを隠し持ってたのか

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