family

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「お前、見ない顔だな。新入りか？」




『・・・・はい。１ヶ月前に所属しました』






「女なんだから足引っ張るなよ」






『はい』







へへ

お前の脳天ぶち抜くのが楽しみだぜ


なんて思いながら
フードを深く被り直した





時刻は深夜1時


私でさえ見たことがないくらい下っ端のメンバーの下について
港の倉庫に侵入した




倉庫の中央には
私たちが海外から輸入した武器が
山積みになっている





『あの・・・』




「なんだ」






『この武器は？』






「お前・・・・ばかか？
今日の取引のブツだよ！
なんのために俺らがここに来たかくらい把握しとけ！」






殴られた頭をさすりながら

お前を一番に絶対ぶち殺すと心に決めた






ここにいるのは十数人

注意深く辺りを警戒している

やはり取引が行われているのは間違いないようだ




組織はピラミットのようになっていて
頂点はオッパ1人なんだけど
下はいくらでもいる

いくら上層部が精鋭揃いだとしても
流石に下の奴らが何をしているのかまでは全て把握しきれない


・・・知らない間に
あのwingsと手を組んでいたなんて



随分私たちも舐められたものね







「おい、来たぞ」





倉庫の入り口に
黒の車が停車する



中からは
やはり羽のマークを身につけた男たちが出てきた






「誰にも見られてないだろうな」





「当たり前だ」







1人の男が中央に
ドスンと
重そうなボストンバッグを置いた



「1億入ってる。そっちも約束通り持って来たようだな」






お互いのブツを交換したところで
私はこっそり写真を撮った








さて









やりますか

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