君と俺を繋ぐ約束。【カゲプロ】

幸せな日々…9 ページ9

そして朝になり、俺はそわそわしながら1人でAの病室を訪れた。

俺は緊張しながらもノックをした。
すると「入っていいよ」と声がした。

俺はゆっくりと部屋に入ると、Aが俺を見て笑った。

「そろそろ来ると思ってたよ、予想通りだよ！」

相変わらず明るい笑顔で俺を向かいいれた。
そしてベッドの端っこに座った。

「げ、元気だったか？た、体調は…」

俺が噛みながら聞くと、Aは「順調、元気だよ」と言った。
俺は安心して微笑んだ。

「よかった、俺…さ、寂しかったんだぞ！」

俺は斜め横を見ながら顔を赤らめた。
するとAは抱きついてきた。

「可愛いんだから、これで寂しくない？」

ギュッと抱きしめたAの体が暖かくて、ぬくもりがあっていい気持ちだった。
そして俺はAを抱きしめ返した。

「うん…ありがとな」

そういい笑うと、Aは顔を緩めた。
そんな様な日々が何日も続いた。

幸せで、Aが病気だなんて嘘みたいな日々。
Aのぬくもりを感じた。

しかし、そんな日々はずっと続かなかった。

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