君と俺を繋ぐ約束。【カゲプロ】

幸せな日々…24 ページ24

そして俺は恥ずかしながらクローゼットを開けた。
このワンピース、きたことないんだよな…短いし。

そう思いながら手に取り、まじまじとワンピースを見つめる。

「し、仕方ないっ…これで行くかっ」

俺はそのワンピースをきた。
サイズは少しゆるい程度で案外丁度いい。

俺はそれの上にカーディガンを羽織った。
丁度隠れて、いいくらいだ。

そして俺はゆるく横に髪を縛った。
俺は時間まで鏡で確認しているとノックが聞こえた。

「迎えに来たよ」

その声は紛れもなくAの声だった。
俺は照れながら「入るなっ」と言うとガチャっと音がした。

「なになに〜？すっごく似合ってると思うよ、キド？」

Aは俺を見つめるとお姫様だっこをした。
そして凛とした顔で笑った。

「今日行く場所は…綺麗な花畑だよ」

そういい、アジトを出た。
俺は「恥ずかしいからおろせっ」と暴れるもがっしりと掴まれた。

「ダメだよ、キドを離したくないし」

そういうと俺の髪を触った。

「そのワンピースにこの髪…すっごく色っぽいよ」

その言葉に心臓がバクバクした。

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