君と俺を繋ぐ約束。【カゲプロ】

幸せな日々…15 ページ15

あれから体調が優れなかったり、良かったりとバラバラだった。

あの後は暫く寝たきりが多くて、やつれ気味だったが今日は調子がいいみたいだ。
そして、明日手術の日だ。

俺は神社に行き、御守りを買った。
そしてついでながらもお賽銭もした。

［Aの手術が成功しますように］

よし、最近痩せてきているからフルーツでも…とスーパーに行き、新鮮な果物を買った。

そしてアジトからフルーツ包丁をカバンに入れると、そのあと病院に向かった。

「A喜んでくれるかな…」

俺はにたつきながら胸を弾ませ向かった。
周りから見たらただの変人か。

そして俺は病室につくと、笑ながらカバンのものを出す。

「今日お土産を持って来たぞ！御守りと果物だ、今切ってやるからな！」

俺はそういい、包丁を出して林檎やメロンなどを切っていって一口サイズにした。
Aは喜んで「ありがとうキド」と笑った。

俺は照れながら目を逸らした。

「べ、別にっ…！！れ、礼はいらんっ！」

耳まで真っ赤になった、俺はモジモジしながら聞いた。

「そ、それで…美味しいか？」

するとAがもぐもぐと食べながら「キドが切ったから余計美しく感じるよ！」とグッドと親指を立てた。

もぐもぐと食べる姿をみて、男の子だなと実感した。

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