優しさと優しさがぶつかって湯気になる ページ4
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それが顔に出てたのか、しょっぴーが嬉しそうに微笑んで、
渡「お、いけそう？今度スープいってみる？」
「んふ、うん、」
渡「ちょっと待ってぇ……ふー、ふー、ふぅぅ……」
はい、なんて一生懸命冷ましたスープの入ったレンゲを私の口に当てて、少しずつ傾けてくれる。
「ん……、うん、おいし、」
渡「ふ、良かったな、」
湯気がふわっと立つ中で、頬をつやつやさせながら優しく笑う。
渡「……涼太に、作ってもらえて」
「うん、……？」
その目が少し、切なく見えたのは、湯気で視界がぼやけたせいか。
だけど初めから…私が起きた時から、
どこかずっと、情緒がゆらゆらしてる気がして。
「……うん、舘様に、作ってもらえて…」
渡「うん、」
「…今はしょっぴーが、そばにいて、ここまで面倒見てくれて、嬉しい、ありがとうって、思ってるよ…」
そう言って心から微笑めば、
黙ったままぱち、とまばたきを2回して、それから、薄く開いていた口をきゅっと閉じた。
渡「……ごめん、今の、
…何も気にしなくていいよ、ごめんね、しんどいのに」
「…」
ううん、と言う代わりになるべく笑って首を横に振った時、
…ふと頭の中で、ラウちゃんに "そういうとこだよ" って言われた気がした。
「…食欲出てきた、しょぴのおかげ」
渡「…まじか、」
「うん、しょっぴーが無理矢理食べさせてくれたおかげ」
渡「パワハラじゃねぇかよ俺」
佐「…なになにっ！？しょーた風邪の後輩に対してパワハラ！？！？」ﾋﾞｭﾝｯ
渡「うわ、うるせーなおまえ」
「病人じゃなくても下げてほしいボリューム」
渡「近所迷惑」
「存在が騒音」
佐「あ、言いすぎ言いすぎ(笑)」
そのダメージで静かになるかも、と朗報を垂れ流すさっくんからも有り余るパワーを分けてもらって。
それから2人が帰ったあとも、なんとか熱の夜を乗り越えられた。
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25日、ワンテンポズレたクリスマスパーティー。→←念願のうどんだから
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黒葡萄(プロフ) - 奈緒さん» ありがとうございます！嬉しいです！🥹💓 (11時間前) (
レス) @page47 id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - 今晩は〜私です、読みましたよぅ〜これからも溺愛応援致します! (5月16日 19時) (レス) @page45 id: 92d0591533 (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - microさん» コメントありがとうございます！面白い感じになってるなら良かったです…笑！嬉しいです☺️ (5月15日 10時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
micro(プロフ) - ゆるくシリアスな展開になってきたな、、、と思いきやちゃんと面白い感じにしてくれてありがとうございます。いつも楽しみにしてます！！ (5月14日 22時) (レス) @page42 id: 341f06bcab (このIDを非表示/違反報告)
黒葡萄(プロフ) - 奈緒さん» こんにちは☺️ コメントありがとうございます！境遇が近かったり、でもご自身とは違う点もあったり…ヒロインと重ね合わせながら話をお楽しみいただけているのなら幸いです！ご感想嬉しいです、ありがとうございます🥹💕 (5月14日 16時) (レス) id: 9de473efb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒葡萄
| 作成日時：2024年4月9日 23時
